2013年07月26日

とったどー

大きい胆石がありますねと健診のたびに引っかかっていたが、サイレントストーンだったので様子を見ましょうと言われ続けていた。
しかし、ここ2年ほど、胆石症と胆嚢炎の発作を起こすようになった。
先月も軽い胆嚢炎を起こしたので体力のあるうちにと、今月初め内視鏡による胆嚢摘出手術を受けることを決心した。

9年前に大きな開腹手術を受けているので、癒着が予想された。
手術時間は4時間半ぐらいかかり、癒着がひどければ、開腹に切り替える予定ですといわれた。

術前に血液、心電図、MRI、肺機能の検査をしたが、どれも問題なし。
肺活量の測定のとき、身長、体重から割り出す想定肺活量より128%の肺活量がありますと言われた。普段から横着健康法というのをやっていて、1日30回深呼吸してきた効果があったと、内心ニンマリ。
肺機能が良いと血流がよくなり、術後の回復も早い。

手術台へ上がってしまえば、覚悟を決めてまな板の鯉状態だ。
点滴から眠くなる薬を入れて手術は3時間で終わり、気が付いたら病室にいた。
痛み止めが常時入っているので、普通にしていると4ヵ所の手術痕は痛まない。
内視鏡を入れた3cm位の傷は、癒着のひどい個所を避けて腹筋を切ったので、寝返りを打ったり咳をしたり、腹筋に負担がかかった時だけ痛い。

翌目、麻酔と点滴を外し、オシッコの管が取れ、5分粥の食事がはじまった。
3日目、ドレーンの細い管を抜き、廊下をせっせっと歩く。昼食から常食になった。
予定だと、抜糸せずに手術から4日目に退院らしいが、大事をとって抜糸するまで8日間入院した。

入院中に甲虫の本を読んでいたら、子持ちの看護師さんが近くでカブトムシを取れるところがないと言ったのをキッカケに、蝶やトンボの話になり、話の流れでブログをやっていますとURL入りの名刺を渡した。
退院する日、別の看護師さんからブログを見ますよといわれた。どうも看護師さん達には虫好きの変なおじさんが入院していると思われていたらしい。
窓の外にテリ張りする甲虫が飛んでいるとか、外来種の蝶が飛んできたとか言っていたら、そりゃ変人扱いされるわな。
この病院の周囲は自然が豊かで、東西南北すべての方角に緑の木々が沢山見える。
だから入院中も飽きないので好きな病院だが、7度目の入院は勘弁してほしい。

昨日、摘出した胆嚢の病理検査の結果を聞きにいった。
長い間胆石を持っていると、胆嚢の表面がガン化することがあるという。
心配していたが、結果はオーライで安心した。

帰りがけ、先生からお土産をもらった。

P1060466@胆石.jpg
ジャーン  とったどー 胆石。

タテ28ミリ、ヨコ20ミリ位。
予想に反して色が悪く、指輪にするのにはちょっと大きい。
三十年以上大切に育てた胆石なので愛おしいような、あの発作を考えると憎らしいような。
これを見て気分が悪くなった人はゴメンナサイ。

腹痛を起こす心配がなくなったので、近くに大きな病院の無いところでも安心して行けるようになった。
地方のグルメも遠慮なく味わえるから、さーてどこへ行こうかと旅行サイトとマピオンを調べまくって楽しんでいる。


posted by massy at 13:02| Comment(0) | 健康

2013年05月04日

手作りジャム

5月の連休前後に、毎年甘夏ジャムを作る。

庭の隅に甘夏が80個ほどなった。
ジャムにするものは1ヵ月から2週間前に収穫したものを使う。
採ってから少し置いておくと味が良くなるからだ。

皮はむいてオレンジピールを作り、パウンドの材料にする。
これは我が家のパテシエの担当だ。

私の担当は、中の実の袋をむくこと。

夏みかん@P1060359.jpg
2時間弱かけて、15個むいた。
むきながら、半個分はつまみ食いするので、14個半の量だ。

この後は家内に渡して、砂糖をいれて煮詰めるだけ。

夏みかんジャム@P1060365.jpg
一緒に写っている鍋で煮詰め、出来上がって熱いうちは逆さまにしておく。

無農薬、有機栽培の安心して食べられるジャムができた。
これをあと2回作る予定だ。

出来上がって息子夫婦のところやご近所に差し上げたりするが、半年分位はあるだろう。

ジャム作りが終わったら、お礼肥をする。

もうじき、甘夏の白い花が咲く。

posted by massy at 21:16| Comment(0) | 健康

2013年04月24日

病院へ

ふた月に一度、病院へ薬を貰いにゆく。
今日がその日だ。
予約時間より少し早く着いたので、7階まで上がってみる。

7階は外科の入院病棟になっていて、何回もお世話になった。
腸閉塞で入院していて、退院したあくる日胆石症で再入院したら、看護婦さんにアレッて顔されたこともある。

この病院は住宅街の真ん中に建っているので、東西南北見晴らしがよい。
東に、新宿、渋谷、池袋、東京タワー、羽田空港の発着が見え、南は横浜のランドタワー、西は大山、丹沢、富士山、奥多摩、秩父方面、北は吉祥寺、阿佐ヶ谷、中野、中央線の高架、遠く関東山脈の山々が見える。
入院中これらの景色を眺めるのも良かったが、もう一つ楽しみがあった。

すぐ下に見える植木畑だ。

窓から@久我山病院7Fから (2).jpg
植木畑はもう少し横に広く、この写真の2倍くらいの面積がある。
ここに、野生化した緑色のオウムが何羽も住み着いていた。
入院中この窓からオウムが飛び交うのを飽かず眺めていたものだ。
今日もしばらく眺めていたが、姿は見えなかった。


診察は薬の処方箋を書いてもらうだけなので、簡単にすんだ。
最初の癌の手術から、来月で丸9年になりますねーと医者に言われた時は、少々感慨深いものがあった。
次ぎの診察に来る時までに、腹部と胸部のCTと血液検査するよう予約した。

ついでに、破傷風ワクチンの3回目の接種も予約した。
昨年、霞ヶ浦でルアーの針を親指に突き刺し、近くの病院で抜いてもらったとき、破傷風ワクチンを接種してもらった。
2回目は1か月後、3回目は1年後の接種なので、今回で最後だ。

待合所で、どこがお悪いのですかと聞かれることがある。
いや、癌で3回も切っていますというと、そんな風に見えませんと言われる。
この病院があるから、私は元気でいられる。

いまは胆嚢を切除する手術をするかどうか、迷っている。
決断したらここへ入院するだろうが、そのときはオウム達を見られるだろうか。

posted by massy at 17:00| Comment(0) | 健康