海風の強い日が多くコンディションは良くなかったが、午前中は自然観察、午後はアジ釣りの研究で過ごした。

オーシャンビュー 太平洋

ここはサーファー天国だ。
風があって、日差しが強く、気温が高いので自然観察にはやや不向きだが、午前中は房総の自然を求めて、今日は西、明日は東とカーナビを頼りに走り回る。
途中、オッと思うような里山の風景があると、車を止めて分け入った。
山間部に入っても、風が邪魔をして撮りにくい。

ノシメトンボ
イノシシ除けの電気柵に止まっていた。

アケビ
昔食べた、ほのかな甘味が懐かしい。

タムラソウ

ミゾソバ

ノハラアザミ

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紫色がきれいだったので、思わずパチリ。WANTEDのリスト入り確定。
やっと出会えた、お目当ての蝶。


ウラナミシジミ 雄
谷戸の奥の10m四方ぐらいの場所に、次から次へと飛来する。彼らのお気に入りの場所のようだ。
羽化から時間が経っているので、翅は痛んでいる。
このチョウは房総半島が土着の北限で、年6回羽化する。
2〜4月に第1化が発生すると、ここから強い飛翔力を生かし、5、6波の弧状拡散をして600キロぐらい移動するという。
少し足をのばして、トンボ沼へ行ってみた。


トンボ沼
休憩所の資料を見ると、ここでは約50種のトンボが確認されているようだ。
外へ出ると風が強く、飛んでいるトンボの数が少ない。
お目当てのホソミオツネントンボを探す。
しかし、風を避けるように止まっていたのはこれ。

アオイトトンボ
眼の色がブルーで、きれいだ。

ナツアカネ
眼から顔まで赤く、酔っ払いのようなトンボだ。
午後はアジ釣り研究会と称し、大原から鴨川の間にある港へ毎日でかけた。
私が会長で、家内が会員だが、ここでは会員の方がエライ。
仕掛けやコマセ作り、釣れた魚の針外しは会長がやる。
港に着いて漁師さんに様子を聞くと、「黒潮が蛇行しているので、アジが寄らねーだおー」と言われてしまった。
マズイ!と内心思うが、二人並んで研究会開始。
本命のアジは釣れなくても、今までの研究の成果で、退屈しない程度に何かしら釣れる。
アジ、メッキ、ウルメイワシ、小メジナ、イシダイ・シマダイの子、ウミタナゴ、トウゴロウイワシ、邪魔者のフグが釣れた。
アジとメッキ以外は大き目のものだけ持ち帰り、お刺身、塩焼き、煮つけで夕飯のおかずに美味しくいただき、供養とした。

ある日の釣果
これにトウゴロウイワシとフグが加わるので七目釣りだ。
TVで、大型で非常に強い台風26号の接近を放送しているので、早めに支度して東京へ戻る。
圏央道の市原鶴舞ICが出来たので、わりあい楽に帰宅。
車から荷物を降ろしている時に雨が降り出したので、滑り込みセーフ。
終わり良ければ、全て良しだ。