2022年10月31日

のんびりノートパソコンを速くする


ノートパソコン.jpg
左がDELLのWin10機 右がH PのWin11機
後のモニターはデスクトップのWin10機とWin7機を切り替えて使っている。

4年前に、コストパフォーマンスを優先してWin10のノートパソコンを買った。
DELLの製品で、オフィスのホーム&ビジネス2016が入って10万円だった。
CPUはパソコンの心臓部だが、インテル社の同じクラスのものより少し性能が良いとの説明があったのでAMDのものを選んだ。
ストレージはHDDでATA接続の1TBで5200回転のもの、光学ドライブはDVD±RWが内蔵されていた。

比較的安い製品だったので、立ち上がりの時間はこんなモノであろうと思って使っていた。
PINの入力画面が出てくるまで4分ぐらいかかり、PINを入力すればすぐ初期画面に移行するものの、そこでワードを開いても使える状態になるまで10秒ぐらいかかるし、私の早くないキーボード入力についてこられない程ののんびりしたノートパソコンだった。

ネットで「遅いパソコンを速くする」と検索したらいろいろ引っかかってくる。
どのサイトも基本的にやる事は似ているけれど、一つだけ良さげなのがあったので実行してみた。
それでも速さを実感できる程ではなく、何となく速くなったかなという程度だった。

その頃、デスクトップのWin7機を使っていて、2020年1月14日にOS のサポートが終了してしまった。
1年ほど様子を見ていたが、そろそろ替え時かとWin10のデスクトップを買った。
注文の時、オプションでストレージをSSDにして貰った。
使い始めたらSSDの効果はてきめんで、立ち上がりの速さにびっくりした。
それ以来、のんびりノートパソコンは電源を入れるのも億劫だったが、それでも月に1回以上は使わなければならないので、そのたびにイライラしながら使用していた。
安物買いの銭失いだったとのんびり君と名付けたこのパソコンに舌打ちしたい思いだった。

それらのストレスが爆発して、8月に右側にある新しいWin11のノートパソコンを購入した。
このマシンに関する話は10月16日のブログに譲ることにする。
こうして、デスクトップ型のWin7、Win10機、ノート型のWin10、Win11機の計4台のパソコン持ちとなった。デスクトップ型の写真は10月20日の記事にあります。

のんびり君のノート型Win10機は新しいノートパソコンが来たら処分する積りだった。
時々メールをしている東芝のパソコン部門にいた友人が、HDDが5200回転では遅いのでSSDに交換すれば良く、自分でもできるよーとアドバイスしてくれた。
SSDの速さは体験済みだし、自分で出来るなら部品代だけで済むのでその気になった。
準備のためパソコンをひっくり返して見たら、11本の小さな十字ネジを外さなければならない。そのうちの1本は十字の溝が変形しかけていて外せるかどうか心配だった。
ネジが外せても裏ブタを外す時、メーカーに依ってはヘラ状の特殊な道具がいる事もあるらしい。
あれこれ心配事があるので、少々お金がかかってもPCデポに任せることにした。
すぐにお店へ行って、HDD → SSDの換装、開けたついでにメモリーを8GB(4×2)から16GB(8×2)へ増設、OS(Win10)のクリーンインストールを頼んだ。

3日後に出来上がって、のんびり君を引き取りにいった。
かかった費用は4万円ちょっとだったがこれが高いか安いか今後評価したい。
電源を入れたら、初期画面でごみ箱とエッジのアイコンが表示された。
OSのクリーンインストールだけを頼んだので、新品のパソコンを買った時のように初期設定をするつもりで準備していたらいきなりこの初期画面が出てきたので、自分でやらなくてもいいんだと拍子抜けした。
オフィス2016とフォトショップを再インストールし、DVD再生用のフリーソフトとミーティング用Zoomクライアントをダウンロードして、以前の状態に戻ったので作業は終了。
再起動したら、のんびり君が超速や君になっていた。

ちなみに、4台の立ち上がり時間をスマホのストップウォッチで計ってみた。
Win7機以外は電源プランのなかにある、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外してある。
購入順に並べると
 H P  デスクトップWin7機  1分20秒
 DELL  ノートWin10機     25秒
 H P デスクトップWin10機    34秒
 H P  ノートWin11機     27秒
                      
となった。

インストールされているソフトの数や内部システムの違いなど条件的な違いはあるだろうが、のんびり君が4分30秒から25秒の超速や君に変身して最速となった。
こんなに激変するとキツネにつつまれたような気分だ。
SSDへの換装はメリット、デメリットがあるので、これから様子を見ながら使いたい。

今月は自然観察の記事がなしで、パソコンの記事で暮れた1ヶ月でした。
明日から11月、今年もあと2ヶ月だ。



posted by massy at 21:32| パソコン

2022年10月20日

ディスクトップパソコンの配置換え

ディスクトップパソコンはWin10機とWin7機の2台があって、両方ともパソコンデスクの下に置いてあり、Win10機をメインマシンに、Win7機をサブサブマシンとして使っている。

入れ替え前.jpg
左がWin7機、右がWin10機(以前の配置)

Win10機を購入した時右側にスペースを作ってそこへ入れた。
2台体制で使い始めてみると、モニターが左側に寄っているので仕事をするとき左側に寄る。
すると、長い脚の膝にWin7機がぶつかるようになった。
計ってみると約8センチ出っ張っていることが判り、ノートパソコンの設定が全て終わって一段落したので左右入れ替えることにした。

Win7機の方はサブマシンなので、電源ケーブル、HDMIケーブル、有線マウスと有線キーボード、有線LANのケーブル類を抜いて、本体は簡単に右側へ引っ越しさせた。
Win10機は電源、HDMI端子からディスプレイへ、USB2.0接続でワイヤレスマウス&キーボードの受信機とZOOM用のカメラ、USB2.0のハブ経由でプリンター2台とカメラの画像取り込み用のミニプラグが、USB3.0接続で1TBの外付けHDDとカードリーダー、音声出力からスピーカーへ、LANの口には有線ケーブルが接続されていて、抜いても元へ戻せるか心配になるぐらい沢山ケーブルがある。
ケーブルの長さに余裕がないので机の下へ潜り込み、再接続後のケーブルの取り回しを考えながら作業した。
狭い所で窮屈な作業をしたので、机の下から出てきたころは腰が痛くなった。
ついでに、有線LANのケーブルはすべてカテゴリー6Aの物に交換した。
どちらのマシンも冷却用の吸排気口を塞がないよう気を付けて、予定していた場所に納めた。

入れ替え後.jpg
左がWin10機、右がWin7機(配置換え後の様子)。
これで膝がぶつからなくなり、快適に仕事できる。

Win7機の方から電源を入れる。
インターネットの接続、メール、ワードなどすべてOK。

次にWin10機の電源を入れる。
順調に立ち上がったように見えたが、「ありゃっ! アイコンがとっ散らかっている」。

とっ散らかり.jpg
とっ散らかったアイコン達。

これでも使えない訳ではないが、やはり自分のルールで並べた順番に表示されたほうが気持ちが良い。
「アイコン 配置が変わる」で検索するといろいろな対応法が出てきた。
一通りのことをトライしてみたが改善されなかった。
レジストリ―をいじるとパソコンが起動しなくなったりするので踏み込みたくなかったけれど、思い切ってBagMRUとBagsを削除して再起動した。
そしたら見事に回復して、アイコンの位置情報が記憶されるようになった。 ふーーーーっ。

修正後.jpg
回復したアイコン達

その後、ワードの文章を上書き保存すると、テンポラリーファイルが作成されたり、同名の別のファイルが作られたりするようになった。
この文章を書いているときに現れた例。

スクリーンショット Temp.jpg
テンポラリーファイル
下のワードの文章のもの。ボーとしていて幽霊のよう。

スクリーンショット影武者.jpg
~$ 同じ名前のファイル
上のワードの文章のもの。ファイル名が似ているので影武者か。

両方同時に出ることは少ないのだが幽霊か影武者のように付きまとっている。
ワードを終了すれば一緒に消えるのでほったらかしにしてある。
どうしても気になるようだったら、検索して対策を考えよう。
アイコンの件にしてもワードの件にしても、以前無かった症状が出たということはケーブル類の抜き差しが原因なのだろうか。
いくら考えても謎だが、ネットで検索すれば原因や対応の仕方がわかるので時間をかけて対策したい。

追記 
ヒマな時に、幽霊や影武者の出現に関して「~$ ファイル」で検索していたら、隠しファイルの表示が関係しているのではないかという記述があった。
アイコンのトラブルシューティングの時に隠しファイルを一時的に表示する必要があり、「隠しファイルを表示する」にチェックを入れ、そのまま元へ戻さずにいた。
チェックを外してやったら幽霊も影武者も退散して、ケーブルの抜き差しが原因ではなかった事が判明した。
ネット情報さまさまである。


posted by massy at 07:00| パソコン

2022年10月16日

ノートパソコンを買いました

何時ぞやのブログに、デスクトップパソコンを買って、我が人生最後のパソコンになるだろうと書いた。
しかし、しかし、しかし、4年前に買ったノートパソコンがえらいのんびりしたパソコンで、安定するまで10分近くかかり、SSD搭載の他のパソコンを使い始めたらそののんびりさに我慢できなくなって新しいノートパソコンを手配した。
私のお気に入りのメーカーはヒューレット&パッカード(HP)社なのだが、コスト優先で他社に浮気して買ったのだから仕方がないと自分を納得させて使い続けていたのだ。
DELL、マウス、エプソン、HP、ソニー、NECと各社の仕様と値段を調べ、今回もHPに決めたが、デスクトップ、ノートを含め、HPから買った5台目のパソコンになる。
届いた時、これが本当に我が人生最後のパソコンになるだろうと思いながら梱包を開けた。

ノート開梱.jpg
開梱した時の一式
ディスプレイの枠が細く、縦横比が16:9になり、回転系のドライブが付いていないので、ひと昔前のA4タイプのノート型より一回りスリムになった。

ここ10年ぐらい、初めて電源を入れて色々な初期設定をするのはプロに任せていた。
しかし今回は自分で初期設定して、どうしても出来なければプロに頼ることにした。
電源を入れてインターネットに接続し、画面が要求してくる通りに入力していったら、最後にブラウザのエッジが自動的に起動して無事終了。やれやれである。

ソフトはオフィス ホーム&ビジネス 2021 だけをプレインストールして貰うよう注文した。
初期設定が終わってオフィスを使い始める時、マイクロソフトのアカウントを作り、ワードを開いてプロダクトIDを入力すればライセンス認証されて全てのオフィスソフトが使えるようになる筈だった。
だが、何回繰り返してもプロダクトIDを入力する画面が出ないので、適当に「次へ」を押していたらオフィスが使えるようになってしまった。
手順通りではなかったので気持ち悪いが、使えるのだからまあいいかという感じで使い始めた。
オフィスが使えるようになったので、のんびりパソコンから新しいパソコンへデータの引っ越しをした。
データ量もそんなに多くないので、32GBのUSBメモリー経由で移し替え、不要なデータを整理したり、紛らわしいファイルは名前の変更をした。
最後はアウトルックの連絡先の移し替えだ。
以前にウィンドウズライブメールからアウトルックへ連絡先の移し替えをした時はえらく苦労したので慎重に作業をしたが、今回はアウトルックからアウトルックへの移し替えだったので拍子抜けするほどスムーズに終わった。
そのあとパソコン(CPU)の負担を軽くするための技があるので、それらの細かい設定をしてすべて完了した。

こんな作業に時間を取られている間にWindows11の更新があるので、「設定」から入ってアップデートしてやる。
「設定」画面を開いたついでに、色々な項目をチェックした。
そしてアカウントのところを開いたら、何と注文してあったオフィス 2021がインストールされておらず、オフィス 2016 がライセンス認証されていた。
プログラムの一覧を見ても2021が無い。
どうりでプロダクトIDを入力せずにオフィスが使えるようになった訳だ。
これでおかしいと思っていた理由が判った。

「オフィス2021を注文したのに、どうして2016が入っているのか」とサポセンへ電話すると、日本語がたどたどしく、アクセントのおかしい若い人が出てきて、こちらの話す内容が良く理解できないのか「ここでは対応できません」を繰り返し、挙句の果てに「マイクロソフト社へ問い合わせてください」と言う。
サポセンあるあるのたらい回しだなと思い一旦電話を切り、違う部署へ電話する。
今度は、日本語はまあまあだが、少々アクセントがおかしい担当者が出てきたので状況を話すと、「対応のガイドをすぐにメールします」と言って電話が切れた。
届いたメールの内容は、マイクロソフト社のホームページにある2021のインストールの手順を解説したもので、こちらの注文に対する釈明やゴメンナサイの一言もなく、自分でインストールすることになった。
30年近くパソコンをいじっているので何とか自分でやる事ができたが、分かりにくいパソコン用語に立ち往生してしまうような初心者だったらどうなることだろうと思った。
多分、HP社は世界のトップメーカーだと思うが、インストールの間違いをしたり、こんなお粗末な対応しか出来ないのかとHPファンとしてガッカリした。

ノート完了.jpg
その他にも何だかんだありながら、4週間かかってノートパソコンは機嫌よく使えるようになり、20秒で立ち上がるのは嬉しい。

まずは、めでたし、めでたし。

のんびりパソコンの方はHDDからSSDへの換装を考えていて、いずれ専門業者に頼むつもりだ。
その話はいずれまた。



posted by massy at 14:21| パソコン

2022年02月17日

ノートパソコンの高速化

パソコンを使うとき、重い、軽いという言い方をすることがある。
重いとは、起動が遅く、アプリを操作するときの反応が悪いことを指し、軽いとは起動が早く、どんな操作にも素早く反応することを指す。

前の記事でノートパソコンは停電に対してデスクトップパソコンより優れていると書いたが、我が家には3年前に買ったノートパソコンがある。
WiFi経由でインターネットとメールが使え、ワードで文書を作ったり、エクセルで名簿の整理、パワーポイントでプロジェクターへ出力が出来ればいいと、予算10万で探した。
マイクロソフトのオフィスはホーム&ビジネスが必須だが、CPU,メモリー、オンボードグラフィックのスペックは大分妥協した。
このせいかどうか解らないが、立ち上がるのに10分近くかかるのどかなパソコンだ。
そのうえ、そんなに早くないキーボードからの入力に、一瞬間があってから表示される始末だ。
だから、このノートを使うときはいつも「重いなー」と思って、つい使うのを敬遠していた。

新型コロナの感染による外出自粛をうけ、半年前ごろからYuoTubuにハマっている。
歌謡曲、フォークソング、昔好きだった釣り、その他諸々を手当たり次第に見て時間を潰していた。
それらの中で、私の趣味であるパソコン関連を見ていたら、「Win10パソコンが重いを軽くして高速にする」という映像があった。
今までこの手のモノを見てきたが、初心者向けにしては説明の仕方が悪かったり、そんな程度で改善されるのかと疑問に思うような内容が多かったので最近は見ていなかった。
それでも、ちょっと覗いてみようかなと思って見てみると、具体的な操作説明とその内容の豊富さに驚かされた。
早速実行してみることにした。

パソコン2台.jpg
左側のデスクトップパソコンでYuoTubuを見て、説明通りに右側のノートパソコンを操作した。
丁寧に操作したので、1時間ちょっとかかって終了した。

一旦シャットダウンしてからスイッチを入れなおして使ってみた。
起動は大分早くなり、アプリの反応も良くなった。
残念ながら「軽い!」と言えるほどにはならなかったが、早さが体感できたのだから効果ありだったと思う。

今更だが、もう少し予算を掛けてハイスペックなものにしておけば、こんな思いをしなくても良かったのにと悔やんでいる。


posted by massy at 14:40| パソコン

2022年02月12日

停電

これは雪が降る数日前の話。
朝食にトースターを使っていたら、照明とテレビが切れた。
停電だ!!と思ったら、我が家はスマートメーターなので10秒ほどですぐ自動復帰した。
が、それだけでは終わらなかった。
最近の家電製品は曲者で、昔とちがって電気が来ましたハイ終わりという訳にはいかない。

起きてすぐエアコン2台をつけた。
この日は外気温が0℃だったのでなかなか室温が上がらず、フル稼働から80%ぐらい稼働の状態が長く続いていた。
常時オンのものは消費電力が小さいが何台か動いていて、そこへ照明とTVを点け、加湿器と空気清浄機を働かせ、しばらくしてパンを焼こうとトースターのスイッチを入れた。
パンを焼く時間は2分少々だが、別室のオイルヒーターの温調が運悪くONになり、アンペアブレーカー機能が働いて停電したようだ。

スマートメーターは10秒ほどで自動復帰するのだが、回復したのは照明、TV、冷蔵庫、小型ファン、オイルヒーター、XDSLのアダプターで、それ以外のエアコン2台、加湿器、空気清浄機、シャワートイレは停止したままになり、ルーターはエラーが出て、アクティブの表示ランプが緑色から橙色になっていた。
停止した製品はもう一度電源をいれてやり、シャワートイレは便座と水温の再設定をした。
ルーターは停電時間が短かったためエラーとなったようだ。
ルーターの取り扱い説明書には、1度電源を切ったら数分待って電源を入れるよう書いてある。
そこで電源のプラグを抜き、5分ほど待って電源を差し、再起動させたら復旧した。

全てが正常に働きだしたので、やれやれと冷めたトーストを食べていた。
その時、新しいディスクトップパソコンにはSSDという記憶装置が装着されているが、もしパソコンの電源が入っているときに停電したらどうなるのかと気になった。

朝食もそこそこに、早速検索してみた。
SSDは電気的な処理によってデータの読み書きをしているので、作動中に停電が起きるとセル(記憶する場所)の破壊が起き、部分的にデータの読み書きできなくなる。
極く稀にパソコンが立ち上がらなくなるケースもあるというような事がわかった。
この機会にSSDのメリット、デメリットを知ったし、トラブルを回避するには、バックアップをマメにとる事と無停電電源装置を使うと良いらしい事を学んだ。
当面はバックアップを取ることで対応し、いずれ無停電電源装置の導入も考えようとおもう。

今回は不注意で停電を起こしてしまったが、今まででも遠くで雷鳴が聞こえたら地域的な停電や落雷による高圧パルスに備えて、なるべくシャットダウンするよう用心していた。
その点ノートパソコンは内蔵の電池によって停電に強いという事を再認識させられた。



posted by massy at 00:08| パソコン