2023年08月30日

無線LANルーター


今年の夏の暑さは異常で、8月の猛暑日の記録を更新中だ。
先月エアコンを入れる前、頭痛がしたのでおかしいなと思ったら室内熱中症だったようで、水分を摂って事なきを得た。
それから意識して水分摂取に努め、エアコンを使うようになった。
だがエアコンはあまり好きでないので、温度設定は28℃にしている。

そんなある日、無線ルーターの隣にある収納ケースから書類を取り出そうとしたら手の甲がルーターに触れ、思わず「熱っ」と言ってしまった。

ルーター1.jpg
収納ケースの隣のルーター、その後ろ側の奥まったところにNTTアダプターが置いてある。
狭いスペースにも拘わらず、アダプターのほうはそれほど熱を持っていなかった。

部屋の温度も高く、ルーターは常時電源が入っているのである程度熱くなるが、収納ケース側は10mmほどしか隙間が無く、放熱がうまくいってない様だ。
表面温度を計ったわけではないが結構熱い。
半導体は熱に弱く注意が必要で、酷くなると熱暴走を起こし故障する。
改めてカタログを見たら、前後、左右5cmの空間を確保してくれと書いてあった。

やむなくここに置いていたのだが、もう少し放熱が良くなるよう考えた。

ルーター2.jpg
ルーターの位置をプリンターの奥へ変えてみた。
プリンターを少し前に出し、壁との間に30mmの隙間を確保し、少し手前側に傾けてあるので上辺では33mmの隙間となった。
わずか3mmだが、少しは効果があるだろう。
プリンターのほうも後トレイに干渉するかと思ったが何とかセーフ。
ルーターを移動したので奥のアダプター周辺にもある程度の空間が確保され、放熱も良くなっていると思われる。


ルーター3.jpg
上下に4個並んでいるLANケーブルの挿し口のうち下2つを使い、上2つは空とした。
暖かい空気は上へ行くので、空けた上2つの差込口から逃げるようにした。

このルーターの80cmほど斜め左上にエアコンがあるので、ルーバーを下向きにし、吹き出し口のフィンを右向きにして、風は直接当たらないがルーター付近の空気を動かすようにした。

これらの対策をしたので、エアコンの稼働中は全く問題なくなり、エアコンなしでも以前ほど熱くならなくなった。

そして、この向きにルーターを置いたことにより、内部に取り付けられているWiFiのアンテナの向きが変わる。
メーカーは電波を全方向に均等に出すよう言っているが、リビングでの通信環境が良くなるのではと期待している。


posted by massy at 18:14| パソコン

2023年06月10日

連休中その2 DVDを焼く


先月の長かったゴールデンウィークの1日をPCの清掃に費やした。
翌日は、可成りな枚数が溜まった写真をDVDに焼いて保存した。
昔からDVDにデータを書き込むことを「焼く」というので、それを使ってみた。

手順としては、USBメモリを使ってメイン機の写真データをサブ機に移し、サブ機の光学ドライブでDVDに焼く。
なぜこんなややこしい事をするかというと、サブ機のDVDドライブは10年以上使っていて、いつ壊れてもおかしくないので、壊れるまでしゃぶり尽くそうという魂胆だからだ。
実際にやって見ると、予期せぬ出来事があった。

先ず、メイン機の外付けHDDに貯めてある写真データの約10ヶ月分3200枚(28GB)を32GB(3.2Gen1)のメモリースティックにコピーする。

USBメモリ.jpg
使用したUSBメモリ

ところが、コピーを開始すると所要時間が1時間40分と表示された。
メモリへの書き込み速度がメモリからの読み込み速度より遅い事は理解しているが、全部USB3.2の規格で通しているから速いと思っていたのに。

その上、何分かしたら「コピー中止中」の表示が出て、コピーが止まってしまった。
昔、USB2.0の時代に、同じようにコピーが止まってしまい、焦って途中でキャンセルしたら1ヶ月分の写真データを失うという事を経験しているので、ここは野球中継を見てジッと我慢した。
しばらくすると動き出したが、転送速度が数Kbpsと信じられないぐらい遅い。
ややしばらく待つと、数Mbpsになり、最後には50Mbps台まで回復した。
最後は席を離れていたのでいつ終わったか判らなかったが、優に2時間以上はかかったと思う。

サブ機を買ったときはUSB3.0の規格が一般的でなかったけれど、購入直後に急速に普及し始めたので、アマゾンで拡張ボードを購入して使えるようにした。
そこへ写真データの入ったUSBメモリを差し込む。
転送を開始すると「残り時間 40分」と表示された。
読み込み速度は速いはずだがデータ量が多いのでこんなもんだろうと、TVを見ながら待った。
トータルで3時間以上かかって、やっとデータの移し替えが終わった。

ここまでできたので、DVD作成ソフトのPower2Goを立ち上げる。
あとは手慣れているので一息いれてからDVDを焼く作業に取り掛かる。
手慣れているとは言え、写真データの日付けに細心の注意を払いながら、作業を慎重に進める。
DVDに焼いてしまうとPCにある写真データを消去してしまうから、ここで日付け順に移す写真データが抜けてしまうと永遠のおさらばになってしまう。
途中で何回も確認しながら、3枚のDVDを焼いた。
次に、ラベルプリントをして一丁上がり。
その後、各DVDの内容のログを作り、後日写真を探しやすいようにしているが、この部分は昔ながらのアナログな方法である。

昼から初めて、全て終わってやれやれと思ったら、夕飯の時間になっていた。
一日目は凄く手間取ったけれど、二日目は2枚やいたけれどデータの移行が済んでいたのであっさり終了した。
まだ昨年5月以降の写真データが残っているので、梅雨時の出かけられない時にでもやろうと思っている。

それ以来、ずっとUSBメモリへの書き込み速度の遅かったことが引っかかっていた。
USB3.2に対応したシステムで使用しているのだから、遅い筈がないと勝手に思い込んでいた。
それで、もう一度調べてみたら、意外なところにその原因があった。
上の写真にある32GBのメモリのプロパティを調べてみた。
ケースの上に書いてある公称32GBの容量は、2進法で計算する関係で実際は31GBしかなく、それをNTFSでフォーマットすると、空き容量は28.7GBになる。
ここへ28GBの写真データを転送しようとしたのだから、遅いのは当たり前だ。
通常は転送するデータに対して最低1.1倍の空き容量を確保したいので、28×1.1=30.8≒31という計算で公称容量的にはOKなはずだが、フォーマットにも容量を食われたら28.7GBになってしまう。
28.7GBしかない空き容量の所へ28GBの写真データがよく転送できたものだと思う。
時間も掛ったが、これらの数字を見ると冷や汗ものだ。
これからもUSBメモリを使う機会が多々あるので 、容量的に十分な余裕を見て使いたい。



posted by massy at 18:14| パソコン

2023年06月08日

連休編その1 PCの掃除


6月に入ってしまったのでちょっと前のゴールデンウィークの話。
今年のゴールデンウィークは9連休になると言われていたので、人出の多い所へ行くよりどこへも出かけず家に居ることにした。
その時間を利用して、PCの掃除と溜まった写真をDVDに焼いて保存することにした。
DVDの話は、連休編その2 のほうで。

パソコン.jpg
掃除するPC達。
パソコンデスク下の左がWin10 のメイン機、右がWin7 のサブ機、机上はWin11のノートPC。

ノートPCは中を開けて掃除できないし、稼働時間が少ないので、吸気口から掃除機で吸ってお終い。
サブ機はデスクの下に潜り込んでケーブルを5本外し、本体だけデスクの上に置く。
サブ機は稼働時間が少ないのでほとんど埃がついていない。
吸気口まわりをササッと吸って、裏蓋も外さずお終い。
この際だからと、キーボードは有線のままして、マウスだけ無線にした。

メイン機は表と裏に接続されている9本のケーブルをデスクの下に潜り込んで外し、よっこらしょと言いながら表に引っぱり出す。

ほこり.jpg
稼働して2年ちょっとで、これだけ埃が付いていた。
この部屋で服の脱ぎ着をするから、綿埃が付くのはしょうがない。
横蓋を開けて、スリットに付着している埃を丁寧に吸ってやる。

PC 内部.jpg
PCの内部
ファンが2個見えていて、左側のグラフィックボードにも1個ファンが付いている。

本体内部には外気吸い込み用、CPU冷却用、グラフィックプロセッサー冷却用のファンがあり、それぞれのファンの縁に薄っすらと埃が付いていて、掃除機を回しながらレンズを掃除するブラシで撫でて奇麗にした。
電源部の冷却用のファンは奥になっていて、簡単に掃除が出来なかった。
このPCは使われている構成部品が小さいのか中身がスカスカで、マザーボードがすっきりしている。
これなら冷却用の空気の流れも良く、安心していられる。

サブ機はこれに比べると内部がごちゃごちゃしていて、冷却が悪かったのか4枚(2GB×2、4GB×2)挿したメモリーの1枚が壊れ、ブルースクリーンが頻発するトラブルに見舞われたことがあった。
温度対策をした4GBのメモリーをペアで交換して、再発を心配しながら現在も何とか使っている。

次はいつ掃除するか判らないので、掃除機の口をあちこちに突っ込んで丁寧に埃を吸って、蓋を閉めて掃除終了。
再び机の下に潜り込んで、サブ機、メイン機の順にケーブルを繋ぎ、あいたたたと言いながら立ち上がったら半日過ぎていた。
2台の電源を入れて動作チェックをしたら、連休の1日が暮れた。



posted by massy at 17:10| パソコン

2022年10月31日

のんびりノートパソコンを速くする


ノートパソコン.jpg
左がDELLのWin10機 右がH PのWin11機
後のモニターはデスクトップのWin10機とWin7機を切り替えて使っている。

4年前に、コストパフォーマンスを優先してWin10のノートパソコンを買った。
DELLの製品で、オフィスのホーム&ビジネス2016が入って10万円だった。
CPUはパソコンの心臓部だが、インテル社の同じクラスのものより少し性能が良いとの説明があったのでAMDのものを選んだ。
ストレージはHDDでATA接続の1TBで5200回転のもの、光学ドライブはDVD±RWが内蔵されていた。

比較的安い製品だったので、立ち上がりの時間はこんなモノであろうと思って使っていた。
PINの入力画面が出てくるまで4分ぐらいかかり、PINを入力すればすぐ初期画面に移行するものの、そこでワードを開いても使える状態になるまで10秒ぐらいかかるし、私の早くないキーボード入力についてこられない程ののんびりしたノートパソコンだった。

ネットで「遅いパソコンを速くする」と検索したらいろいろ引っかかってくる。
どのサイトも基本的にやる事は似ているけれど、一つだけ良さげなのがあったので実行してみた。
それでも速さを実感できる程ではなく、何となく速くなったかなという程度だった。

その頃、デスクトップのWin7機を使っていて、2020年1月14日にOS のサポートが終了してしまった。
1年ほど様子を見ていたが、そろそろ替え時かとWin10のデスクトップを買った。
注文の時、オプションでストレージをSSDにして貰った。
使い始めたらSSDの効果はてきめんで、立ち上がりの速さにびっくりした。
それ以来、のんびりノートパソコンは電源を入れるのも億劫だったが、それでも月に1回以上は使わなければならないので、そのたびにイライラしながら使用していた。
安物買いの銭失いだったとのんびり君と名付けたこのパソコンに舌打ちしたい思いだった。

それらのストレスが爆発して、8月に右側にある新しいWin11のノートパソコンを購入した。
このマシンに関する話は10月16日のブログに譲ることにする。
こうして、デスクトップ型のWin7、Win10機、ノート型のWin10、Win11機の計4台のパソコン持ちとなった。デスクトップ型の写真は10月20日の記事にあります。

のんびり君のノート型Win10機は新しいノートパソコンが来たら処分する積りだった。
時々メールをしている東芝のパソコン部門にいた友人が、HDDが5200回転では遅いのでSSDに交換すれば良く、自分でもできるよーとアドバイスしてくれた。
SSDの速さは体験済みだし、自分で出来るなら部品代だけで済むのでその気になった。
準備のためパソコンをひっくり返して見たら、11本の小さな十字ネジを外さなければならない。そのうちの1本は十字の溝が変形しかけていて外せるかどうか心配だった。
ネジが外せても裏ブタを外す時、メーカーに依ってはヘラ状の特殊な道具がいる事もあるらしい。
あれこれ心配事があるので、少々お金がかかってもPCデポに任せることにした。
すぐにお店へ行って、HDD → SSDの換装、開けたついでにメモリーを8GB(4×2)から16GB(8×2)へ増設、OS(Win10)のクリーンインストールを頼んだ。

3日後に出来上がって、のんびり君を引き取りにいった。
かかった費用は4万円ちょっとだったがこれが高いか安いか今後評価したい。
電源を入れたら、初期画面でごみ箱とエッジのアイコンが表示された。
OSのクリーンインストールだけを頼んだので、新品のパソコンを買った時のように初期設定をするつもりで準備していたらいきなりこの初期画面が出てきたので、自分でやらなくてもいいんだと拍子抜けした。
オフィス2016とフォトショップを再インストールし、DVD再生用のフリーソフトとミーティング用Zoomクライアントをダウンロードして、以前の状態に戻ったので作業は終了。
再起動したら、のんびり君が超速や君になっていた。

ちなみに、4台の立ち上がり時間をスマホのストップウォッチで計ってみた。
Win7機以外は電源プランのなかにある、「高速スタートアップを有効にする」のチェックを外してある。
購入順に並べると
 H P  デスクトップWin7機  1分20秒
 DELL  ノートWin10機     25秒
 H P デスクトップWin10機    34秒
 H P  ノートWin11機     27秒
                      
となった。

インストールされているソフトの数や内部システムの違いなど条件的な違いはあるだろうが、のんびり君が4分30秒から25秒の超速や君に変身して最速となった。
こんなに激変するとキツネにつつまれたような気分だ。
SSDへの換装はメリット、デメリットがあるので、これから様子を見ながら使いたい。

今月は自然観察の記事がなしで、パソコンの記事で暮れた1ヶ月でした。
明日から11月、今年もあと2ヶ月だ。



posted by massy at 21:32| パソコン

2022年10月20日

ディスクトップパソコンの配置換え

ディスクトップパソコンはWin10機とWin7機の2台があって、両方ともパソコンデスクの下に置いてあり、Win10機をメインマシンに、Win7機をサブサブマシンとして使っている。

入れ替え前.jpg
左がWin7機、右がWin10機(以前の配置)

Win10機を購入した時右側にスペースを作ってそこへ入れた。
2台体制で使い始めてみると、モニターが左側に寄っているので仕事をするとき左側に寄る。
すると、長い脚の膝にWin7機がぶつかるようになった。
計ってみると約8センチ出っ張っていることが判り、ノートパソコンの設定が全て終わって一段落したので左右入れ替えることにした。

Win7機の方はサブマシンなので、電源ケーブル、HDMIケーブル、有線マウスと有線キーボード、有線LANのケーブル類を抜いて、本体は簡単に右側へ引っ越しさせた。
Win10機は電源、HDMI端子からディスプレイへ、USB2.0接続でワイヤレスマウス&キーボードの受信機とZOOM用のカメラ、USB2.0のハブ経由でプリンター2台とカメラの画像取り込み用のミニプラグが、USB3.0接続で1TBの外付けHDDとカードリーダー、音声出力からスピーカーへ、LANの口には有線ケーブルが接続されていて、抜いても元へ戻せるか心配になるぐらい沢山ケーブルがある。
ケーブルの長さに余裕がないので机の下へ潜り込み、再接続後のケーブルの取り回しを考えながら作業した。
狭い所で窮屈な作業をしたので、机の下から出てきたころは腰が痛くなった。
ついでに、有線LANのケーブルはすべてカテゴリー6Aの物に交換した。
どちらのマシンも冷却用の吸排気口を塞がないよう気を付けて、予定していた場所に納めた。

入れ替え後.jpg
左がWin10機、右がWin7機(配置換え後の様子)。
これで膝がぶつからなくなり、快適に仕事できる。

Win7機の方から電源を入れる。
インターネットの接続、メール、ワードなどすべてOK。

次にWin10機の電源を入れる。
順調に立ち上がったように見えたが、「ありゃっ! アイコンがとっ散らかっている」。

とっ散らかり.jpg
とっ散らかったアイコン達。

これでも使えない訳ではないが、やはり自分のルールで並べた順番に表示されたほうが気持ちが良い。
「アイコン 配置が変わる」で検索するといろいろな対応法が出てきた。
一通りのことをトライしてみたが改善されなかった。
レジストリ―をいじるとパソコンが起動しなくなったりするので踏み込みたくなかったけれど、思い切ってBagMRUとBagsを削除して再起動した。
そしたら見事に回復して、アイコンの位置情報が記憶されるようになった。 ふーーーーっ。

修正後.jpg
回復したアイコン達

その後、ワードの文章を上書き保存すると、テンポラリーファイルが作成されたり、同名の別のファイルが作られたりするようになった。
この文章を書いているときに現れた例。

スクリーンショット Temp.jpg
テンポラリーファイル
下のワードの文章のもの。ボーとしていて幽霊のよう。

スクリーンショット影武者.jpg
~$ 同じ名前のファイル
上のワードの文章のもの。ファイル名が似ているので影武者か。

両方同時に出ることは少ないのだが幽霊か影武者のように付きまとっている。
ワードを終了すれば一緒に消えるのでほったらかしにしてある。
どうしても気になるようだったら、検索して対策を考えよう。
アイコンの件にしてもワードの件にしても、以前無かった症状が出たということはケーブル類の抜き差しが原因なのだろうか。
いくら考えても謎だが、ネットで検索すれば原因や対応の仕方がわかるので時間をかけて対策したい。

追記 
ヒマな時に、幽霊や影武者の出現に関して「~$ ファイル」で検索していたら、隠しファイルの表示が関係しているのではないかという記述があった。
アイコンのトラブルシューティングの時に隠しファイルを一時的に表示する必要があり、「隠しファイルを表示する」にチェックを入れ、そのまま元へ戻さずにいた。
チェックを外してやったら幽霊も影武者も退散して、ケーブルの抜き差しが原因ではなかった事が判明した。
ネット情報さまさまである。


posted by massy at 07:00| パソコン