2022年01月22日

水仙

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二ホンスイセン
12月の半ばごろから翌年の2月いっぱいぐらいまで、花の少ない時期に白い可憐な花を咲かす。

20年以上まえ有休を取って、家内と千葉県鋸南町の水仙まつりを見に行った。
麓から丘の上まで、道の両側と見上げる斜面に咲く満開の水仙を楽しんだ。
その日は御宿町の友人宅に泊り、翌日大多喜町を経由して東京へもどる事にしていた。

大多喜駅前の無料駐車場に車を止め、緩い坂道を登ってお城を見にいった。
ちなみに、大多喜駅の正面に掲げられた駅名は「デンタルサポート大多喜」と書かれていた。
採算の厳しい第三セクターのいすみ鉄道は、命名権を売って少しでも足しにしようという努力が伺え、他にも三育学院大学久が原など何駅か広告付きの駅名がある。

お城から帰る途中、観光案内の地図に薬草園と書いてあった。
植物好きの家内が「行って見たい」と言うので、普段動物の撮影ばかりに付き合わせている罪滅ぼしに寄り道することにした。
立派な門に「城西国際大学薬草園」の表札があり、無料で入れた。
薬草園の中は幾つもの区割りがされていて、それぞれに薬草が植えてあった。
時期的に数は少なかったが、馴染みの薬草があったり、名前を聞いたことはあるが実物を見るのは初めてという薬草があったりと楽しんで見てまわっていた。
ある区画に水仙の花が咲いていて、「何で!!」と思ったら、側の木札に有毒植物と書いてあった。
「ゆ〜うどくしょくぶつ〜」、初めて知った私たちは、びっくりして思わず顔を見合わせた。
と同時に水仙まつりの可憐な花たちに裏切られたような気がして、昨日見た風景が色褪せて思いだされた。
当時はスマホが無かったので帰宅して調べたら、球根の部分に有毒成分が多く漢方薬の材料になり、素手で触ることも気を付けた方がよいと判った。

昨年暮れ、新型コロナの感染者が30人以下になったので、常連客の紹介で温泉へ泊りにいった。
夕食の八寸に、茎の長さ4センチぐらいの水仙の花が飾りとして載っていた。
規模が大きくないところでは、板長が季節の飾りを近所で調達してきて載せることがある。
多分、ここの庭の片隅にでも咲いていたものだろう。
私たちは有毒植物だと知っているので、触ることなくお皿を返した。
そして「あの時はびっくりしたね」と20年以上まえの薬草園のことを思い出し、食卓の話題にした。
毒のある事を女将に話そうかと思ったが、紹介者の手前もあり、仮に食べたとしても量的に大事にはならないだろうとそのままにした。
時期を見て管轄する保健所に施設名を明かさず、メールをしようと思っている。
料理がおいしく、温泉も良かったのでまた行きたいと思っているが、オミクロン株が急速に感染拡大しているので当分の間様子見することにしている。

春先にニラと間違えて中毒する事故もあるようなので、水仙にはお気をつけください。

注)薬草園は2015年3月に閉園になりました。



posted by massy at 22:48|

2020年03月12日

東京の開花予想は3月13日なので、近所はどんなだろうと出かけてみた。

目指すは日当たりの良い土手沿いのサクラ並木。
橋のたもとに植わっている木から1本1本見上げてゆく。
どの木も蕾がぷっくらと膨らんで数日うちに咲き出しそうな感じだ。

桜の蕾.jpg
サクラのつぼみ

ふれなば咲かん.jpg
ふれなば咲かんという位


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やっと1輪咲いているのを見つけた。

東京では、靖国神社にある標準木に数輪咲いてから開花宣言をするのだから、1輪だけでは開花宣言とはいかない。
他の木も見て回ったが、どの木ももう一息という感じで、都心より数日遅れというところだろうか。

コロナウィルスの影響で乗り物に乗るのを控えているから、近場の人のいない所へ行っている。
殆ど外出しない巣ごもり生活をしていると、ここのサクラは気分転換にうってつけである。
外出自粛が1週間ほど伸びそうだが早く終息して、お花見ができることを期待したい。


posted by massy at 21:41| Comment(0) |

2019年03月28日

サクラを見に行く

季節の変わり目が体調に影響しているのか、3月に入って家に篭りっきりだった。
先週の21日に東京でサクラの開花宣言が出され、昨日には満開と発表されたようので、靖国神社の標準木から15キロほど離れたところにあるサクラの様子を見に行った。

少し肌寒さを感じながら着いて見ると、一番手前のサクラはけっこう花がついていた。

サクラ 1.jpg

ところが先へ進むと、どの樹もほとんど咲いていない。
南向きの斜面を背負った地形で日当たりのよい場所なのだが、2分咲きというところだ。

サクラ 4.jpg
幹に近い場所は少し花をつけているが、枝先はまだ蕾が固い。

サクラ 3.jpg
この様子だと開花まであと数日かかりそうだ。

朝晩の気温の低さと相まって、このサクラ並木が綺麗に咲くのは来週に入ってからになりそうだだから長く楽しめそうだ。
この記事で3月の更新ができたが、多分平成最後の記事になりそうだ。



posted by massy at 13:43|

2019年01月27日

小さな春

昨年の暮れ、お正月の花材にとウスズミザクラを頂いた。
マンリョウやナンテンと一緒に挿して正月の間楽しんだ。

室内の暖かさにつられてか蕾がだんだん膨らんできたので、サクラだけ別の花瓶にいれておいた。

その枝に3輪開花して、小さな春をみつけた。

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ザクラの花
花の図鑑で調べたら花びらの形がウスズミザクラと違うような気がするので、サクラとした。
これを見るだけで春が待ち遠しい。

サクラが咲いたら庭のウメはどうなっているか見に行った。
毎朝、雨戸を開けるたびにウメの様子をみて、遠目に蕾が白く見えていたからだ。

ウメ1.jpg


ウメ2.jpg
ウメの花
この様子だとちょっと暖かい日があったら、開花が進みそうだ。

大寒は過ぎても、まだまだ寒い日が続く。
とは言え立春も近い。
そろそろ春のチョウたちの発生時期を予想しよう。



posted by massy at 22:02|

2018年03月26日

サクラ咲く

ここのところ家内の体調が思わしくなく、何やかやでゆっくりサクラを見に行く気分にならなかった。
気温の高い日が何日か続いて、東京のサクラが満開になったとニュースで聞き、早く行かないと盛りを過ぎてしまうのではないかと気が気でなかった。
午前中、ちょっと時間があいたので近くへ出かけてみた。

道すがら、いろいろな花を垣根越しに愛でながら行くが、園芸種が多いので写欲は湧かない。

着いて見ると、綺麗に咲いている。

サクラ 1.jpg

サクラ 2.jpg

途中、ビオトーブのあるお宅があって、沢山のオタマジャクシがいた。

オタマジャクシ.jpg
生まれたてで、5ミリあるかなしだ。

並木沿いに、なおも歩いて行くと、

サクラ 3.jpg

サクラ 4.jpg
こちらの方は、五分咲きというところか。

ここまで見て、何となく花見気分になった。

他に撮った春の定番の花達。

モクレン.jpg
モクレン

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コブシ

ヒメオドリコソウ.jpg
ヒメオドリコソウ

ムラサキケマン.jpg
ムラサキケマン

住宅街の中では無く、もっと自然の多いところで撮りたかった。

午後から家内を医者へ連れて行くので、これで満足してさっさと引き上げた。



posted by massy at 17:55| Comment(0) |