行けば必ず立ち寄るエノキに食痕があったので、探したらアカボシゴマダラの2齢幼虫がついていた。

朝日を浴びているが、寒そうだ。
まわりの葉っぱも黄変しかかっているので、もうすぐ木を降りて、落ち葉に潜って越冬するだろう。
このエノキは、こんもりしたツツジの間からニョキッと突き出ているので、ツツジとエノキが落葉して、沢山の落ち葉の中へ潜り込めば暖かく越冬できるだろう。
ここのヤツデは日陰にあるので、今から開花する。
ハラナガツチバチやキイロスズメバチが数頭、何種類かのハエが取りついていた。
花が少ない時期なので、ヤツデの花は虫たちに結構人気があるようだ。
反対側に回ったら、ハリカメムシがいた。

背中の白い点を目とすると、鼻のような模様があるので、外人の顔のように見える。
カメムシ類も終期だと思うが、春先から色々なカメムシに出会った。
奥の小池をめぐったが、アキアカネが1頭だけ飛んでいた。
すっかり曇って、風が寒くなったので足早に帰宅する。
午後から、家内と家内の知人の3人で、国際基督教大学(I.C.U.)へオルガンコンサートを聴きに行く。
オルガンと言っても、山の分校にあるようなリードオルガンではなく、構内にある礼拝堂に設置されたパイプオルガンだ、念のため。
撮影が禁じられているので、写真はありません。
ここのパイプオルガンは、オーストリアのリーガー社製で、鋭くはっきりと整音されていると、リーフレットに書いてある。

演奏者は若く見える女性で、定時に演奏会が始まった。
プログラムの前半は、バロック音楽定番のバッハの曲だが、今日の演奏者はパイプオルガンの特性を生かし、鋭くはっきりした弾き方だ。
後半は、比較的新しく作曲された作品で、鋭くはっきりとして力強い弾き方だ。
パイプオルガンでも、こんな音が出せて、こんな表現できるのだと思わせる演奏だった。
今まで、パイプオルガンの演奏会に何回も行ったが、今日の演奏は今までと違った音に聞こえた。
帰ってから家内に、良かったー!と言ったら、家内も良かったーといい、二人で大絶賛した。
今年は美術館へ行く機会が多かったので、演奏会へ行くのは初めてだったが大収穫だった。