2013年11月10日

いつもの公園とオルガン演奏会

昨日の午前中は気温も低く、肌寒い位だったが、ちょっと陽がさしたのでいつもの公園へでかけた。

行けば必ず立ち寄るエノキに食痕があったので、探したらアカボシゴマダラの2齢幼虫がついていた。

アカボシゴマダラ.jpg
朝日を浴びているが、寒そうだ。
まわりの葉っぱも黄変しかかっているので、もうすぐ木を降りて、落ち葉に潜って越冬するだろう。
このエノキは、こんもりしたツツジの間からニョキッと突き出ているので、ツツジとエノキが落葉して、沢山の落ち葉の中へ潜り込めば暖かく越冬できるだろう。

ここのヤツデは日陰にあるので、今から開花する。
ハラナガツチバチやキイロスズメバチが数頭、何種類かのハエが取りついていた。
花が少ない時期なので、ヤツデの花は虫たちに結構人気があるようだ。
反対側に回ったら、ハリカメムシがいた。

ハリカメムシ.jpg
背中の白い点を目とすると、鼻のような模様があるので、外人の顔のように見える。
カメムシ類も終期だと思うが、春先から色々なカメムシに出会った。

奥の小池をめぐったが、アキアカネが1頭だけ飛んでいた。
すっかり曇って、風が寒くなったので足早に帰宅する。


午後から、家内と家内の知人の3人で、国際基督教大学(I.C.U.)へオルガンコンサートを聴きに行く。
オルガンと言っても、山の分校にあるようなリードオルガンではなく、構内にある礼拝堂に設置されたパイプオルガンだ、念のため。
撮影が禁じられているので、写真はありません。
ここのパイプオルガンは、オーストリアのリーガー社製で、鋭くはっきりと整音されていると、リーフレットに書いてある。

切符とプログラム.jpg
演奏者は若く見える女性で、定時に演奏会が始まった。
プログラムの前半は、バロック音楽定番のバッハの曲だが、今日の演奏者はパイプオルガンの特性を生かし、鋭くはっきりした弾き方だ。
後半は、比較的新しく作曲された作品で、鋭くはっきりとして力強い弾き方だ。
パイプオルガンでも、こんな音が出せて、こんな表現できるのだと思わせる演奏だった。
今まで、パイプオルガンの演奏会に何回も行ったが、今日の演奏は今までと違った音に聞こえた。
帰ってから家内に、良かったー!と言ったら、家内も良かったーといい、二人で大絶賛した。

今年は美術館へ行く機会が多かったので、演奏会へ行くのは初めてだったが大収穫だった。


posted by massy at 20:55| Comment(0) | その他の動物

2013年09月16日

WANTED

台風18号の被害に遭われた方々へ心からお見舞い申し上げます。

東京でも深夜過ぎから、強風と断続的な雨に見舞われ、午前中がピークとなった。
昼過ぎに雨、風ともおさまり曇天となったが、夕方からまた風が吹き出した。
広島からの野球中継は晴天だったので、明日は台風一過の好天になるのだろうか。

昨日の予報では、ほぼ一日荒れ模様だったので、同窓会という肩の荷を下ろしたことだし、後始末はボチボチやることにして、ずっと気になっていた探しモノをやっつけることにした。
WANTED,そのお尋ね者は、8月15日と9月3日に掲載した、?付きの虫の名前を同定すること。

次の2枚だ。

ムシ(41)@???.jpg
 @
虫 (137)@??.jpg
 A

名前が判らなければ掲載しなければ良いと思うかも知れないが、せっかく撮ったものをボツにするのもなー、と掲載した。
ひょっとしたら新種かもしれない、 なんてことは絶対ないが。

もう一度写真を良く見て、虫を観察する。
@はハエかハチの仲間、Aは鞘翅目(甲虫類)かと思ったが、
どうもカメムシの仲間のようだと睨んだ。

ネットの中の情報を、手当たり次第に探してみる。
似た虫は見つかるが、頭や胴、翅の部分の色や模様が微妙に違う。

だが、@は割合簡単に判った。
ウマノオバチかと思ったが、尾の長さが違う。隣に尾の短いヒメウマオバチがあって、それと判った。
Aは手こずった。
背中に黒い天使の羽根みたいなものあるので、簡単に判るとタカをくくっていた。
セスジナガカメムシと思ったが、体の形と頭の色がどうも違う。
ひょっとすると幼虫か、と気付く。
以前アカスジキンカメムシの幼虫を調べたときは、成虫との違いにビックリした経験があるからだ。
成虫の写真は多いが、幼虫の写真は少ない。
目薬を差しながら、意地になって探す。
そして、やっと探しだしたのが、ジュウジナガカメムシ。
成虫に黒い天使の羽根状の痕跡はあるけれど、背中の模様は別モノだ。
これでは判らないのも当然だ。

というわけで、上の@をヒメウマノオバチ、下のAをジュウジナガカメムシ(幼虫)と同定しました。
これらの写真をUPして下さった先輩方に感謝。

2種類同定するのに約半日かかってしまったが、喉に刺さった小骨が取れたようにスッキリした気分だ。
明日の天気もスッキリしてほしい。


posted by massy at 23:08| Comment(0) | その他の動物

2013年08月18日

県立四季の森公園

金曜日、いつもの横浜へ行く。
家内を送ったら、夕方まで体が空く。

ここのところ寺家ふるさと村ばかりだったので、どこか新しい場所へ行きたい。
駐車場がタダで、そう遠くないところを探す。

調べたら、30分ぐらいのところに四季の森がある。
市街地に隣接しているが、丘あり谷ありで期待できる。

四季の森へ着いて、木陰に車を止める。
風があって、汗をかかずに歩けそうだ。

初めての所なので、全体を把握して、どのコースを歩くか決める。

看板 (1)@案内板.jpg
案内板

しょうぶ園の方へ、急な坂を下る。
下りきったところで、いきなり出会った。
金色にキラリと光った。

ハエ (13)@@アシナガキンバエ.jpg
アシナガキンバエ
体長3ミリぐらいで、残念ながら写真写りは良くないが、砂金のように光る。
汚いモノには集まらず、肉食のハエだ。
前のカメラではここまで撮れなかった。

池の端の木道を歩いていたら、日陰の葉の上にいた。

虫 (25)@アミガサハゴロモ.jpg
アミガサハゴロモ
ハゴロモの仲間では、今年3種類目だ。

体色の違うショウリョウバッタ。

バッタ (37)@ショウリョウバッタ.jpg
褐色型
バッタ (54)@ショウリョウバッタ.jpg
緑色型

北口のビジターセンターの横にある名碑。

公園 (29)@門碑.jpg
立派な石碑だ。

別ルートで駐車場の方へ戻る道すがらで。

花 (38)@オオガハス.jpg
オオガハス
早朝から咲きだし、午前中早くに閉じてしまうので、午後から出かけたのでは花は見られない。残念。

小さい子が遊んでいるじゃぶじゃぶ池のところで、コミスジが優雅に飛んでいた。

チョウ (43)@コミスジ.jpg
コミスジ

エノキで見つけた。

チョウ (49)@アカボシ幼虫.jpg
アカボシゴマダラの幼虫
前から3番目の突起が目立つので、アカボシゴマダラとわかる。
大きさから4齢ぐらいだろうか? 周りの葉を食べつくしている。
秋口には成虫になるだろう。

隣のエノキにも2齢くらいの幼虫が3頭ついている。
こちらも秋には成虫になるのか?

何本もエノキを見かけるが、みずみずしい葉をつけた勢いのある木に幼虫がついている。
葉が黄色くなりかけていたり、ウドンコ病のような葉をつけた木には見かけない。
母蝶も本能で見分けて、卵を産み付けるのだろう。

林の中の急な階段を登ったら、駐車場の近くに出た。
もう一度さっきの案内図を見て、今日回ったコースを確認する。
まだ何コースも歩くことが出来そうなので、再度来てみたいと思う。


posted by massy at 02:33| Comment(0) | その他の動物

2013年07月18日

ニイニイゼミの羽化

涼しいうちにと思い、美郷ちゃんと目覚ましジャンケンをしてから家を出た。
昨日の雨のためか湿度が高い。

いつもの散歩コースで、いつもの公園へ。

公園の入り口にある、太いヤナギの木でニイニイゼミが羽化していた。

セミ (1)@ニイニイゼミ.jpg
夜間羽化するのでで、朝から見られるのは珍しい。
昨日の雨で土が柔らかくなり、早朝から地上へ出てきたらしい。
見つけた時、かなり羽化が進んでいた。

セミ (5)@ニイニイゼミ.jpg
ゆっくりそり返りながら、脱皮している。

セミ (6)@ニイニイゼミ.jpg
よいしょと起き上がって、殻につかまった。

セミ (8)@ニイニイゼミ.jpg
お尻が抜けて、ひと休み。

セミ (18)@ニイニイゼミ.jpg
翅が伸び始める。

セミ(12)@ニイニイゼミ.jpg
正面から見るとこんな具合だ。翅がほとんど伸びている。
ここまで、見つけてから10分ちょっとだ。
明るい時間だから、鳥に見つかりはしないかとハラハラする。

セミの穴 (19)@ニイニイゼミ.jpg
ヤナギの木から約2m離れたところにあった。
ここから出てきたのだろうか。

40分ぐらいしてもう一度見に行くと、翅が硬化するのを待っていた。

セミ (38)@ニイニイゼミ.jpg
下に見えているのが抜け殻。
ここまでくれば大丈夫、達者で暮らせよとヤナギの木を離れた。

近くの小池にて

ハスの花 (27)@ハス.jpg
ハスの花 早朝なので、咲き始めのようだ。
上品なクリーム色だったので、思わずパチリ。

雲の切れ間から薄日が差して、気温が上がりそうなので足早に帰宅。
玄関のミントの花でお出迎え。

チョウ (49)@ヒメアカタテハ.jpg
ヒメアカタテハ 今年の2化目だろう。

セミの羽化を久しぶりに見られてラッキーだった。
池畔を虫目モード全開で歩いたが、一昨日以上の成果はなかった。
今は体力回復がメインだから、これで良しとしよう。

posted by massy at 18:36| Comment(0) | その他の動物

2013年07月16日

近くの公園で

お休みしていたブログを再開します。

少し早起きしてTVを見ていたら、美郷ちゃんがにっこりして、今朝は涼しいですと言っている。
それなら休み中に弱った足腰の回復に努めるべ、とカメラを提げて近くの公園へ行く。

公園の入り口で賑やかに鳴き交わしているのに出くわした。

鳥(14) @オウム.jpg
野生化したインコが7、8羽でヒノキの若い球果を食べていた。
小枝ごとむしり取って、食べかすを落とすのでお行儀が悪い。
彼らに野生化したという形容詞はいらないかもしれない。ガビチョウやソウシチョウ同様、すっかり定着している。

その先で、ニイニイゼミの初鳴きを聞く。

セミ(101)@ニイニイゼミ .jpg
下草にニイニイゼミの抜け殻発見。
これからニイニイゼミの鳴き声が賑やかなるだろう。そうすると学校が夏休みに入る。

池畔の園路を歩いていると、つぎつぎと現れる。

ハゴロモ(19)@ウスバハゴロモ.jpg
アオバハゴロモ 子供のころハトと呼んでいたが、理由は不明。
翅の色と縁のピンクが何ともやさしい色をしていて、好きな虫のひとつだ。

甲虫 (76)@マメコガネ.jpg
マメコガネ マメ科植物を食害するからか、小さいからマメと呼ぶのか。
頭部が金属光沢の緑で、翅鞘は明るい赤銅色とおしゃれだが、食餌植物の幅が広く、明治年間にアメリカで大繁殖してjapanise beetleと恐れられた。アメリカの庶民に日本を知らしめた先駆者かも知れない。

甲虫 (62)@トウキョウヒメハンミョウ.jpg
トウキョウヒメハンミョウ 足元から飛び立つ小虫をルーペで見たら、これだった。
東京近傍と小倉市付近にしか分布しないらしく、初めて見た。
体の割に目玉が大きい。
モニターを見ていて気づいたが、隣に写っているアンタ誰?

甲虫 (71)@ニジュウヤホシテントウムシ.jpg
ニジュウヤホシテントウムシ これも初見、結構敏感ですぐ飛び立ってしまう。
斑点が28個あるか数えていないが、背中に満天の星を背負っているようだ。

水面の上を、コシアキトンボ、オニヤンマ、トンボ類が沢山飛んでいる。
水面に突き出た葉のうえに、止まっていた。

トンボ (109)@モノサシトンボ.jpg
モノサシトンボの成熟した雄 腹部の青筋を物差しの目盛にたとえている。
これも初見。全国に分布する普遍種だが、いつの日か見たいと思っていた。
こんな身近で見られたのでビックリ。

なおも池の奥へ進むと、カワセミのペアが池の上を飛び交うのが見られたし、アオサギはいつもの定位置で羽繕いしていた。

ブログ再開の初日としては初見も多く、収穫が多かった。
2時間位で戻るつもりが3時間以上遊んでしまったが、気温が低かったので助かった。
この調子なら、来週には少し遠出ができるかも。

posted by massy at 18:47| Comment(1) | その他の動物