11月にしては暖かくなるというので、早速その公園へ弁当持ちで出かけた。
朝の通勤ラッシュを避けて少し遅めにスタートしたので順調に到着。
駐車場に車を止めて枯葉が積り始めた林を抜け、時期がよければツグミがたくさん飛来する芝生の広場を横切り、池にかかる橋へ急ぐ。
池のこちら側では逆光になり、橋を渡ってむこう側に近い方へ行かないと写真がとりにくい。
10分ほど歩いて到着したが、カヌーのお兄さんがいて水鳥が全然見えない。

カヌーがはるか向こうへ行ったら、ここの住人が現れた。

オオバン
オオバンに見とれていたら、遠くから本命が現れた。

カンムリカイツブリ

同一個体

こちらはむこう岸沿いに現れた。
いつもならもう少しいるはずだけどカヌーに邪魔された感じだし、神経質になっているのか橋のほうへ近づいてこない。
テレコンで狙っていっぱい一杯だし、いるのを確認できたので早々に切り上げる。
落ち葉を踏んでいったん車に戻り、早めの昼食にする。
日当たりのよいところに止めたので車の中は暑い。
お腹が落ち着いたのでススキの原っぱの中にある小池へ向かうが、しっかり着込んできたのでうっすら汗をかく。
小池を一周してもアキアカネがひとついただけで収穫なしかとおもったら、背後の林から何かが飛び立った。
ファインダーに捉えるのに手間取っていたら、上昇気流に乗ってアッという間にい所へ昇ってしまった。

オオタカ
池から遊歩道へ上がる道すがら、きれいなヤマトシジミがいた。

ヤマトシジミ
他にも何頭かいたけれど皆ボロで、これだけがきれいだった。
ここでモンシロチョウ、キタキチョウ、モンキチョウ、キタテハを見たが、気温が上がったので止まることなく飛び去ってしまった。
遊歩道を駐車場のほうへ戻ろうとしたら、マテバシイがあったので樹上を見上げる。
葉っぱ1枚1枚を片っ端から探す。
10分ほど探して、第1号発見!!

ムラサキツバメ
痛んでシッポがないのでムラサキシジミかと思ったが、翅裏の模様がムラツのようだ。
アブラムシの分泌物を舐めているのか、アリも一緒に写っている。

ムラサキツバメ
これは別の個体。
目が慣れたら次々と見つかった。

ムラサキシジミ
これはムラサキシジミで間違いないと思う。
上ばかり見て首が疲れたので足元へ目を移すと、季節はずれのチョウがいた。

ヒメウラナミジャノメ
そこのススキの原で発生したのだろうか、まだ居たんだという感じ。

マテバシイに絡むように飛んできたムラサキツバメ

ムラサキツバメの開翅
シッポがちょっぴり写っている。
ムラサキツバメは全て別個体で、何頭かはこの木で越冬するだろう。
他にも木のてっぺん辺りで2頭ほど飛び出したり止まったりしているのが見えた。
1時間ぐらい仰向けに眺めていたので首が痛くなり、探索を終了する。
冬鳥狙いで来たのに、うれしい余禄があった。
本格的な冬鳥シーズンがきても、ここへ寄る楽しみがふえた。