2017年05月06日

山菜とりと夏のとり

この時期の楽しみに山菜採りがある。
毎年採り付けにしている野池でワラビ採りをした。

早朝に誰か入ったようだが、長くて太い取り残しがあったりして楽しい。
しばらくワラビ採りをしたが腰が痛くなったので、腰伸ばしに池を眺めていた。

池の上に張りだした枝陰から、スーッと静かに泳いできた。

カルガモ.jpg
カルガモ
こんなに白が目立つ個体を見たことなかったが、図鑑で調べたら若鳥のようだ。

池の向こう岸から、2羽の鳥がからみあいながら飛んできた。
胸の黄色が目立つので、夏鳥のキビタキとすぐ判った。

キビタキ.jpg
キビタキ
下から狙って撮ったので、太い枝が邪魔になった。
もう1羽も胸が黄色かったので雄のようだったが、縄張り争いに負けて飛び去ったようだ。 

この後、ひとしきりワラビとヨモギ採りをして、車に戻った。

帰りに道の駅へ寄ってソフトクリームをなめていたら、ひょいと軒先に止まったので、左手にソフト、右手にカメラを持って撮った。

イワツバメ.jpg
イワツバメ
巣作りの合い間にひと休み。
巣作りのため土の塊を咥えて、軒下へ出たり入ったりしていた。

山菜は新聞紙のうえに広げると、相当な量があった。
ヨモギは綺麗に掃除して湯がき、団子状にして冷凍保存し、あとでパン焼き器で草餅にする。 
ワラビは水洗いした後、重曹でアク抜きする。
沢山採れたので、大型のボール2個でアク抜きしたが重曹が足りなくなった。
鰹節をかけて酢醤油で食べたり、卵とじにしたり、醤油漬けにしたが、アク抜きが十分でなかった分ニガ味がすこし残ったが、それはそれで春の味として味わった。




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2017年03月13日

川崎市の公園へ

出かけようと思ったら、寒さがぶりかえす予報で2日間出鼻をくじかれた。
ここのところ荒川を越えてさいたま市の公園へ行っていたので、今度は多摩川を越え、少しでも南の方へ行けば新生チョウが見られるかもしれないと期待して、川崎市の公園へ行った。

初めて行ったところなので案内所へ寄ってマップを貰う。
マップをザッと見て、昼食前に山の方へ行き、食事後に水路沿いに行く作戦を立てる。

いきなり急な階段をジグザグに登る。
寒さが戻ると言っていたので、厚着したら中ほどで汗ばんだ。
ちょいと一休みと周りを見回したら、サクラの木の裂け目にいた。

ヨコズナサシガメ.jpg
ヨコズナサシガメの幼虫たち
ナナホシテントウに続いて、2種目の成虫越冬を発見だ。
腹部の赤い終齢幼虫も見える。

ほどなく峰道へ上がり、しばらく歩いて樹間を透かして見ると、下の方に鳥撮りの人達が見えた。
足早に下って水路沿いの遊歩道を行くと、水溜りで春の兆しを発見。

カエルの卵.jpg
カエルの卵 2種類あるよう見えるが、何ガエルの卵だろう。

少し離れたところで、人馴れしたコサギが餌をさがしていた。

コサギ 1.jpg
コサギ
右脚で隠れている餌を追いだしている。

コサギ 2.jpg
流れの中へ出てきたところを狙っている。

昼食にはまだ時間があるので、遊歩道を外れてみた。
日当りの良い所にスミレ、ヒメオドリコソウが少し花を開き、ムラサキケマンが伸びてきていた。
小さな窪地があったので奥のほうを眺めていると、すぐ近くのアオキの陰へ飛んできた。

ルリビタキ 雌.jpg
ルリビタキの雌 ラッキーな初撮り。

遊歩道へ戻り、一人だけ何かを狙っている人がいたので声を掛けて見ると、ミソサザエが出ますとのことだった。
ミソサザエというと山深い渓流にいるというイメージだったので、待ってみることにした。

ミソサザエ.jpg
ミソサザエ 初撮り
茂みから一瞬出て来て数枚シャッターを切ったら、すぐ岩陰に隠れてしまった。

2羽も初撮りできたので一旦昼食にした。
鳥撮りの人達が気になって、食事もそこそこにその場所へ急いだ。
望遠付きカメラの砲列が狙っているほうを見ていると、ルリビタキがいますよと教えてくれたので私も仲間入りした。

ほどなく何かが動いたので、シャッターを切ると、

アオジ.jpg
アオジ アオジ君に悪いがルリのおまけ。

やっと真打登場。

ルリビタキ 雄 1.jpg
ルリビタキの雄 これも初撮り。

ルリビタキ 雄 3.jpg
やっと撮れたルリなのでもう1枚。
ルリビタキの姿はあちこちで見て来たが、なかなか撮れなかった。
今日は雄雌揃ったので、余計うれしい。

埼玉では、アトリのアトリ年いや当り年で初撮りをしたし、神奈川では、ミソサザエ、ルリビタキの雌雄を初撮りした。
今年はトリ年だからなー、と妙に納得する。
しかし、期待した新生チョウはヒラッとも見つけられなかった。
今月末にはギフの時期になってしまうので、それまでにもう1度どこかへ行きたい。。



posted by massy at 22:59| Comment(0) |

2017年02月28日

久しぶりの鳥撮り

先週末、卒業した小学校でイベントがあり、講師としてお手伝いをした。
準備に時間をとられ、思ったようにフィールドへ出かけらなかったので、朝の車のラッシュが収まった時間を見計らって、久しぶりに埼玉県まで走った。
最高気温10℃の予報が出ていて、チョウは期待薄なので鳥狙いにした。

カワラヒワの大群が見られる駐車場へ行くが、スズメとカラスだけしか居なかった。
一昨年まで何十羽というカワラヒワの群れがみられたが、去年、今年と全く見られない。
広い駐車場の中をグルグル探して、次へ行く。

工事用車両が頻繁に行き来する道路からちょっと入って車を止める。
遠くの園地で遊ぶ子供たちの声を聞きながら、森へ続く小路へ入ってゆく。
落ち葉を踏むふわふわした感覚は久しぶりだ。

ピョンピョン跳ねるように歩いて、早速お出迎え。

ツグミ 1.jpg
ツグミ

ツグミ 2.jpg
ツグミ 別個体

次は

シロハラ 1.jpg
シロハラ

シロハラ 2.jpg
シロハラ 別個体
昨秋から良く見かける。
足が速く、撮るのに苦労する。

森の小路を抜けて原っぱに出たら、奥の林縁にシジュウガラがいたがこれはパスして、何かが飛びあがったのでそちらへカメラを向けた。

アトリ.jpg
アトリ 初見、初撮り
今年はアトリの当たり年のようで、是非見たいと思っていたので嬉しい。
来年も見られるかどうかわからないので、かなりな枚数撮った。

駐車場へ戻る遊歩道の脇で、ムクドリのペア。

ムクドリ.jpg
ムクドリ
ちょうどペアリングの時期だから、あちこちでこういうシーンが見られる。

モズには悪いが、ついでに撮った。

モズ.jpg
モズ

車で2キロほど移動して池のある方へ。

池が見えてきたら、岸から近いところにカワウがいたので、ゆっくり静かに近づく。

カワウ 1.jpg
カワウ
カワウの背中なんて見たこと無かったが、こんな綺麗な模様になっていた。

なおも静かに立っていたら羽ばたいた。

カワウ 2.jpg
カワウ
ウ類は羽根の油分が少なく濡れやすいので、羽ばたいたり、広げて乾かす。

背後でガサッと音がしたので振り返ると、

ヒヨドリ.jpg
ヒヨドリ
アオキの赤い実をついばんでいた。

別の池では、

アオサギ.jpg
アオサギ
いつ来ても見かけるので、このあたりの主的存在のようだ。

引き上げる途中で、視界の隅を横切ったので見上げると、

シメ.jpg
シメ
日陰から出て来てくれと思いながらシャッターを切る。
しばらく見つめていたが、飛び立って枯れススキの中へもぐり込んでしまった。

ここのところ収穫の無い日が続いたが、初見のアトリが撮れたし、鳥の種類も撮れたので満足して引き上げた。
陽ざしも春めいてきたので、早く春本番になって欲しい。



posted by massy at 00:38| Comment(0) |

2017年02月11日

ベニマシコを撮りに行く

前回につづいて空振りに終わったトンボとチョウはいったん忘れて、鳥撮りに転進する。
狙いはベニマシコ。
去年の夏、フィールドで出会った方から大体の情報を頂いているので、取り敢えずそこへ行ってみる。
湿地に蘆原がある理想的なロケーションで、テレコンを装着したカメラを抱えてベニマシコの出を待つ。
立ったままだと寒いので、葦原を視野に入れながらウロウロする。
他の鳥たちもお気に入りの場所なのか、いろいろな鳥が飛来する。

ツグミ.jpg
ツグミ
あちこちで沢山見られた。

セグロセキレイ.jpg
セグロセキレイ
氷の上を滑らぬよううまく歩いている。

ジョウビタキ.jpg
ジョウビタキ
遠くに降り立ったので、目いっぱいズームして撮った。

シロハラ.jpg
シロハラ
茂みへ逃げ込むシロハラ。

モズ.jpg
モズ

ヒコーキ.jpg
飛行機雲
時間つぶしに飛行機も撮ってみた。
この辺は、中国の中央部や韓国へ行く航空路の下になっている。

時折冷たい風が吹かれながら、これらの鳥達を撮りながらベニマシコの飛来をひたすら待った。
陽が西に傾き、山並みの稜線に隠れるまで頑張ったが、狙いの鳥は空振りに終わった。
15分ほど走ったところにあるコンビニへ駆け込み、コーヒーで体を温めて一息いれた。

翌日も同じ場所へ行ったが、近くで立ち枯れしたマツの木の伐採をしていて、チェンソーの唸る音に驚いたか1羽の鳥も現れなかった。
これには舌打ちして帰るしかなかった。

今回の遠征はトンボ、チョウだけでなく、鳥も収穫無く終った。
次は何とか挽回したい。



posted by massy at 10:00| Comment(0) |

2016年12月19日

渡り鳥を探しに

ちょっと古い話ですが、東京で54年ぶりの早い初雪が降ったその翌日、そろそろ渡り鳥の時期だろうと様子を見に行った。

駐車場でシートに座ると、遠くに佇む鳥の姿を見つけた。

アオサギ.jpg
アオサギ
水路脇のいつもの場所で、寒そうにジッとしている。
この鳥は夏も見かけるので留鳥だ。

土手上のガタガタ道をゆっくり走り、堰堤上の水溜りの様子を見に行く。
近づくと、水鳥たちが一斉に向こう岸の方へ泳いで行った。
こちらから良く見えるということは、むこうからも丸見えということだから仕方がない。

3種盛り.jpg
手前側3羽がスズガモ、カワウの向こう側がマガモ。

スズガモ.jpg
スズガモ

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コガモのつがい

例年に比べて数は少ないが、種類はこんなものだ。

もう少し標高のいところへ転戦したらこんな風景が。

雪景色.jpg
東京で少し降ったが、私のところは全く降らず、ここはこの有り様だ。
高度差200mあまりで、降り方に地域性があるのか。
車から出たら、ブルッときた。

この雪景色を撮っていると現れたのは

ホオジロ.jpg
ホオジロ

カワラヒワ.jpg
カワラヒワ
ここではどちらも留鳥だが、こんな寒さの中でも元気だ。。

上でこれだけ雪が残っているので、下へ吹き降ろす風が冷たいわけだ。
この日を境に、朝晩の冷え込みが厳しくなった。

12月はそれなりに忙しく、落ち着いてブログを書いていられなかった。
早くアップしなきゃと気が気でなかったが、やっと書き上げた。



posted by massy at 21:05| Comment(0) |