2021年12月01日

今年のカワセミ情報

ブログを再開してパソコン関係の話が続いたので、今回は自然観察の話にします。

徒歩圏内の水路で1月中頃から頻繁にカワセミを見るようになった。
緊急事態宣言が出ていても、健康維持のための散歩は許されていたので、天候と時間が許せば観察に出かけていた。

カワセミ 1.jpg
カワセミは嘴は長いが体はスズメと同じぐらいの小型の鳥なので、見慣れない人にはなかなか見つける事がむずかしく、水面近くを低く速く飛ぶのでなおさらだ。
鳴き声も何回か聞けば、「アッいる」と判るようになるが決して美声ではない。

私がシャッターを切っていると、何がいるのですかと聞かれることがある。
「カワセミです」というと、10人中10人の人が興味を示す。
TVや写真で見たことがあって、色がきれいな鳥というイメージを持っているのだがズームアップした姿を見ているので大きい鳥だと勘違いしている人が多い。
あそこの枝に止まっていますよと指差しても、見つけられる人は10人に1人ぐらいで、大抵の人は私がファインダーを覗いている間にあきらめて去っていった。

カワセミ 2.jpg
こういう所に止まっていると、見つけにくい。

3月の初めごろ、下流のほうに巣のある場所を偶然見つけた。
巣の近くではオス2羽、メス1羽の3羽のカワセミが飛び交い、そのうちメスの出現が少なくなったので産卵、育雛をしていたのだろか。
相変わらず2羽のオスが飛び回っているのだが、どちらとペアなのか判らなかった。

カワセミ 3.jpg
ヤマベを咥えるカワセミ

この巣を見降ろす場所はカメラマンのたまり場になって、いろいろ情報交換をした。
昨年は上流に巣を作ったが、ヘビにやられて放棄してしまったと聞いた。
今年は巣立って欲しいというのがカメラマン達の願いだった。

3月末、中学生5〜6人が河原に毎日遊びにやってきて、川の浅瀬に入って大きな声を出したり、石を放り込んだりしていた。
巣から10数メートルのところなので、あんまり騒がないでと思っていた。
4月になって行ってみると、鳥が姿を見せなくなっていて、カメラマンも来なくなった。
それ以来、下流部でも上流部でもカワセミの姿が見られなくなった。

暑い夏が過ぎ、秋めいてきた9月の末、水面近くを飛ぶカワセミを発見した。
なんと半年ぶりの遭遇である。
その3日後、ようやくカメラに収めることが出来た。

カワセミ 4.jpg
どうも今年巣立った若鳥のようだ。

それ以来、遭遇率70パーセントぐらいで見かけているし、夕方少し薄暗くなっても、雨天の日でも活動していることを確認した。
いつも下流部の方へ飛んでゆくので、どこに巣があるのか見つけたいと思っている。


posted by massy at 10:15| Comment(0) |

2020年04月08日

春の日

昨夜、緊急事態宣言がでた。
私のようにアウトドア派には一層出にくくなるような気がする。
なので、お彼岸以降、あっちこっちで撮った写真の賞味期限が過ぎてしまうので、掲載しておこう。

1 ツクシ.jpg
ツクシ
これを見ると春が来た感じがする。

2 カワウ.jpg
カワウ
こんな細い水路にいるのは珍しい。
餌になる小魚がいるのかなー。

3 モズ.jpg
モズ
てっぺんに止まって、テリ張りをしているのか?
ピンと伸びた尾羽を見ると、凛々しさを感じる。
そろそろペアリングの時期だ。

4 ムクの水浴び.jpg
ムクドリの水浴び

5 イソヒヨドリ.jpg
イソヒヨドリ
最近都会へ進出しているらしい。
撮り鉄の人のブログに、蒲田駅近くで撮った写真がのっていた。
この近所にもいることが地方版に載っていて、いつか見たいと思っていたらやっと出会えた。
駐車場の奥へ歩いて行くのを追いかけて撮った。
姿は地味だが、鳴き声が綺麗で、鳴けばすぐわかる。

6 ベニシジミ.jpg
ベニシジミ
暖冬だったからもっと早く発生するかと思っていたが、3月の末に見つけた。

7 ルリタテハ.jpg
ルリタテハ
少し翅が痛んでいるので、越冬明けのようだ。
タテハ類では、先日のキタテハに次いで2種類目だ。

先日、アカボシゴマダラの幼虫がいたエノキの様子。

9 エノキ 2 (2).jpg
葉が展開しはじめた。
雪が降ったりして、天気が足踏みしたからこんな程度だ。
それでも、食痕がないか探したが、見つからなかった。

9 エノキ 2 (1).jpg
参考 2週間前のエノキ

10 芽吹き.jpg
目を上げて斜面を見ると、こんなパステルカラーの芽吹きが始まっていた。

春は着実に進んでいるけれど、今後どうなることやら。



posted by massy at 15:29| Comment(0) |

2020年02月19日

鳥撮り

3週間ぐらい前から、ずっと行きたいと思っていた東京西部の公園をめぐったり、そこへ行く途中の河川を覗いたりしていた。
チョウ達はちょっと置いといて、冬鳥たちをメインにあっちで1枚、こっちで1枚と撮っていたら、何枚かたまったので大放出だ。
まず、水辺の鳥から

マガモ.jpg
マガモ
他のコガモ、カルガモ、カイツブリ達を従えて、悠然と泳いでいる。

コガモ.jpg
コガモ 雄 雌
あちこちで小さな群れがいたが、多摩川で70羽、少し離れて20羽、支流筋に30羽を短時間に観察した。
この近辺には相当数飛来していると思われる。
もうじきシベリアを目ざして3000キロの旅をする。

バン.jpg
オオバン達の上陸
50羽位の群れが浮かんでいて、その一部が陸へあがってきた。

カルガモ.jpg
カルガモ

キビタキ.jpg
キセキレイ
セグロセキレイは多いがキセキレイは珍しい。

野山の鳥は

ジョウビタキ.jpg
ジョウビタキ 雌

ジョウビタキ 2.jpg
ヤブから出て来たジョウビタキ 上と同一個体

シジュウカラ.jpg
シジュウカラ

ウメジロ.jpg
ウメにメジロでウメジロ

メジロ2.jpg
メジロ
小学生の頃は、庭に飛来するメジロを見てウグイスだと思っていた。
体色がウグイス餅の色だから紛らわしい。

シロハラ.jpg
シロハラ
竹やぶでカサカサと餌を採っていたので探していると、ほんの数メートルのところに出て来たのでこっちがビックリした。
渡り鳥はシーズン初期には神経質だが、シーズン終盤になると馴れて大胆になるような気がする。

アオジ.jpg
アオジ

ツグミ.jpg
ツグミ
今シーズンの初見。

モズ.jpg
モズ 雌
巣材を咥えているようだ。

コゲラ.jpg
コゲラ

この他にも、セグロセキレイ、カイツブリ、ヒヨドリ、ムクドリ、スズメ、タカの一種なども撮っているが割愛した。
昨年来より楽しませてくれた冬鳥のシーズンがまもなく終わる。
居付きの鳥たちの営巣、子育てが始まり、夏鳥たちも渡ってくる。
それはそれでシャッターチャンスが増える。

今週末は大きなイベントが控えているので、外出は控えなければならない。
来週以降は体が空くので、何処へ行こうか思案している。


posted by massy at 11:53| Comment(0) |

2017年12月23日

久しぶりに荒川の川べりへ

一昨日は、幼稚園の子供達のクリスマスパーティでサンタクロースになった。

サンタ.jpg

控えで着替えをし、プレゼントの袋を背負って「メーリクリスマス!」と会場へ入っていったら、子供たちは「エッ」という表情をしたがすぐ「ワーッ」と寄ってきた。
挨拶代わりに白いヒゲや眉毛、ポンポンのような服飾りを触らせて遊ぶ。
帽子の下からはみ出ている髪をみて、「ヒゲは白いのに何で髪の毛は黒いの」とか。ヒゲを止めているゴム紐をみて、「これなーに」と質問攻めにあい、俄かサンタさんはたじたじだった。
年長さんから2才ぐらいの子まで20数人が一列に並んだところで、一人一人プレゼントを手渡した。
それでは記念撮影をとなっても子供たちがまとわりついて離れないので、5メートルほど歩くのに苦労した。
2才ぐらいの子を膝に乗せポーズを取ったが、左手には女の子がしがみつき、右からは服の端を引っ張る子がいて、どんな記念写真になったのかと届くのを楽しみにしている。
こんなモテモテの一時を過ごさせてもらった事が、私への一足早いクリスマスプレゼントになった。

このイベントを引きうけたので、遠出の外出は控えていた。
それが何とか終わったので、何処かへ行くベーと荒川の川べりへ出かけた。

真っ先に、ムラサキシジミとムラサキツバメが成虫越冬している可能性があるマテバシイのところへ行った。
2年前の晩秋に、何頭も纏わり付くように飛び回っていたのを見たからだ。
枯葉を目印に、首が痛くなるほど上を見て探しても全然見つからない。
1本の木の周囲を30分ほどグルグル回りしたが、遂にあきらめた。
近くに落葉したエノキがあったので、何かないかと探していたら、、

ザブトン.jpg
白く見える部分は、ゴマダラチョウかアカボシゴマダラの幼虫が細い糸で紡いだ座布団のようなもので、ここで越冬するつもりだったのだろうが、鳥に見つかったか、寒さが厳しくて木の下へ降りたか。存在した跡だけ残した。

ススキの原っぱの様子を見に行こうと小路を下りはじめたら、南向きの斜面にスイセンが咲き始めていた。

スイセン 1.jpg

スイセン 2.jpg
ニホンスイセンの八重

ススキの原っぱへ行って見ると、河川敷の一角で重機を入れた工事の騒音で、1羽の鳥も見えない。
それではと、足を伸ばして水鳥を探しにゆく。
昼近くなって気温が上がったのか、うっすらと汗をかく。
橋の上から水面を眺めると、この時期のいつもの鳥たちがいた。

カンムリカイツブリ 1.jpg
カンムリカイツブリ

カンムリカイツブリ 2.jpg
頭頂部の羽毛が名前の由来だろうか。

カンムリカイツブリ 3.jpg
あらよっと潜水開始。

カンムリカイツブリ 4.jpg
こんな波紋を残して潜ってしまった。
暫くすると、とんでもない所に浮上してくる。

オオバン 1.jpg
のどかに泳ぐオオバン

オオバン 2.jpg
オオバンの番

橋から駐車場へ戻る途中の原っぱで

ツグミ 1.jpg
ツグミ
足早やに歩いていた。

ツグミ 3.jpg
ちょっと近づいたら、こちらを警戒しているようだ。

ツグミ 2.jpg
ご馳走を見つけたようだ。

久しぶりにフィールドへ出て被写体が少なかったので、見つけ次第シャッターをばんばん切った。

ちょっと物足りないので、ヒワの林へ転戦する。
車を30分ほど走らせ、ハンノキが林立する所へ到着。
ここは熟した果穂を狙って、11月から年末頃までマヒワが集まり、年が明けるとカワラヒワが来る。
しかし、今日は様子が違い、マヒワどころかスズメ1匹いない。
車の中で手弁当を食べながら様子見していたが、シジュウカラが1匹横切って行っただけだった。
というわけで、2時間待ってマヒワは空振り。

久しぶりに外の空気を吸えたが、ちょっと消化不良気味で早めに帰途についた。
次回に期待しよう。



posted by massy at 22:36| Comment(0) |

2017年07月11日

更新をサボってました 鳥編

たまには遠距離を走ってみようと出発した。

農道を走っていると、チュウサギが何羽もいるのが見えた。
その中に、1羽だけ頭部の色がちがう鳥がまじっていた 。
200メートルぐらい離れていたので、車を止めてテレコン付きのカメラで撮っておいた。

アマサギ.jpg
アマサギ
家に帰ってPCで見てアマサギだとわかった。
初見、初撮り。
前から撮りたいと思っていたので、うれしい出会いだ。

途中、農産物販売所を見つけた家内が「寄ってみよう」と言う。
家内は販売所へ、私は賑やかに鳴く鳥がいる隣の原っぱへ。

オオヨシキリ.jpg
オオヨシキリ
1羽だけだったのに賑やかに感じたので、これが何羽も居たらうるさいだろうと思う。

次に「サクランボ食べ放題」の看板を見つけて、サクランボ好きの私はスルーできなかった。
時期的に終りで高い所にしか残っていないと言われ、年寄りがハシゴから落ちては困るので、写真に収めてあきらめた。

サクランボ.jpg
食べ放題はあきらめたが1パック買って帰った。
来年は良い時期に来るぞー。

2時間ほど走って、標高1500メートル付近に到着。

遊歩道を行きながら、出会う鳥を片っ端から撮った。

ノジコ.jpg
ノジコ

ビンズイ.jpg
ビンズイ
上記2種は、初見、初撮り。
山地性の鳥なので、今までなかなか出会うチャンスが無かった。

キビタキ.jpg
キビタキ

キセキレイ.jpg
キセキレイ

メジロ.jpg
メジロ
巣材を咥えている。
2回目の巣作りか?

標高が高いと、東京に比べて1ヶ月半から2ヶ月季節が遅れている。
その分春型のチョウを撮ることが出来たが、それは後ほど。

往復250キロほど走って、初見、初撮りが3種もいたので大満足だった。



posted by massy at 10:00| Comment(0) |