出戻り組

キンクロハジロ

ハシビロガモ
しばらくここに逗留したあと、どこかへ行っていたものが1ヶ月ほどして戻ってきた。
気まぐれ者だから、また姿を消すだろう。
地味な色の渡り鳥たちに混じって白い鳥がいた。
ここでは初めて見る鳥だったが良く目立つ。

カモメ
海のイメージが強い鳥だ。
ここは河口から数十キロ以上あるので、こんなところまで良く飛んできたものだ。
トビとカラスのモビングを目で追っていたら、視界の隅を水面に向かってまっすぐ突っ込む鳥がいた。
慌ててカメラを向けたが、すでに飛び上がるところだった。
何か掴んでいないかと思ったが獲物は無かったようだ。

ミサゴ
カモメ同様、ここでは初めて見た。
上空を未練がましく数回旋回したあと、下流方面へ飛び去った。
ここには中州があって、水鳥たちがまったりしていた。
と、突然バタバタっと鳥たちが飛びたち、水面に飛び込んだ。
何事が起きたのかと思ったら、かなり上空を猛禽類と思われる鳥が飛んでいた。
20年前の「バーダー」の飛んでるタカを見分けようや文一総合出版のワシタカ類飛翔ハンドブックを見て、翼の形からノスリのようだが断定するには自信がない。
以前には、一直線に降りてきた鳥がセグロセキレイを襲い、飛び去る後ろを仲間のセグロが激しく鳴きながら追いかけるシーンを目撃したこともあるし、木の陰でカメラを構えていたら、セグロを高速で追尾して私のすぐ脇1メートルぐらいのところを目がけて飛んできて、セグロは私のそばで反転してススキの中に逃げ込んで難を逃れたが、急ブレーキの利かなかった追手はそのまま低空飛行で土手を越えて、住宅街の方へ飛び去った。
今にして思えばこれもノスリの仕業だったかもしれないが、一瞬の出来事で写真も撮れなかったし、形や模様も良く覚えていないので判断はむずかしい。
下流にはオオタカが来るところがあって、そこではいつも三脚にカメラを付けて狙っている人達がいる。
一時、チョウゲンボウが出現するという話をきいたが、自分では確認できていない。
この川べりはそんなに広い場所ではではないが、連続的に観察していると上空から水面まで、いろいろな鳥たちに会えたり珍しいシーンに遭遇したりする。