2022年03月10日

いろいろな鳥たち

川べりに水鳥の様子を一日おきに見に行くと、常連の水鳥の他にいろいろな鳥たちに出会う。
出戻り組

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キンクロハジロ

ハシビロガモ.jpg
ハシビロガモ

しばらくここに逗留したあと、どこかへ行っていたものが1ヶ月ほどして戻ってきた。
気まぐれ者だから、また姿を消すだろう。

地味な色の渡り鳥たちに混じって白い鳥がいた。
ここでは初めて見る鳥だったが良く目立つ。

カモメ 2.jpg
カモメ
海のイメージが強い鳥だ。
ここは河口から数十キロ以上あるので、こんなところまで良く飛んできたものだ。

トビとカラスのモビングを目で追っていたら、視界の隅を水面に向かってまっすぐ突っ込む鳥がいた。
慌ててカメラを向けたが、すでに飛び上がるところだった。
何か掴んでいないかと思ったが獲物は無かったようだ。

ミサゴ.jpg
ミサゴ
カモメ同様、ここでは初めて見た。
上空を未練がましく数回旋回したあと、下流方面へ飛び去った。

ここには中州があって、水鳥たちがまったりしていた。
と、突然バタバタっと鳥たちが飛びたち、水面に飛び込んだ。
何事が起きたのかと思ったら、かなり上空を猛禽類と思われる鳥が飛んでいた。
20年前の「バーダー」の飛んでるタカを見分けようや文一総合出版のワシタカ類飛翔ハンドブックを見て、翼の形からノスリのようだが断定するには自信がない。

以前には、一直線に降りてきた鳥がセグロセキレイを襲い、飛び去る後ろを仲間のセグロが激しく鳴きながら追いかけるシーンを目撃したこともあるし、木の陰でカメラを構えていたら、セグロを高速で追尾して私のすぐ脇1メートルぐらいのところを目がけて飛んできて、セグロは私のそばで反転してススキの中に逃げ込んで難を逃れたが、急ブレーキの利かなかった追手はそのまま低空飛行で土手を越えて、住宅街の方へ飛び去った。
今にして思えばこれもノスリの仕業だったかもしれないが、一瞬の出来事で写真も撮れなかったし、形や模様も良く覚えていないので判断はむずかしい。

下流にはオオタカが来るところがあって、そこではいつも三脚にカメラを付けて狙っている人達がいる。
一時、チョウゲンボウが出現するという話をきいたが、自分では確認できていない。

この川べりはそんなに広い場所ではではないが、連続的に観察していると上空から水面まで、いろいろな鳥たちに会えたり珍しいシーンに遭遇したりする。



posted by massy at 23:22|

2022年02月26日

いつもの所の水鳥たち

立春が過ぎて日差しが柔らかくなった気がする。
そんな陽気に誘われて、ここ半月ほど一日おきに観察しているいつもの所の水鳥たちを見に行った。

土手の上から川を眺めると、下流部と上流部の群に分かれていた。
最近、鯉釣りの人が両岸から仕掛けを投げるので、その場所を挟んで上流下流に分かれるようになったようだ。

上流部.jpg
上流部
こちらには80羽ぐらいいる。

下流部.jpg
下流部の群れ
ここに写っているのは一部で、こちらには250羽ぐらいが群れている。

最盛期は400羽ぐらいいたが、ハシビロガモが居なくなったので、オオバン、コガモ、オナガガモの3種でこの数になった。
水面が波立つほど北風が強く吹き付けた日には、1羽も見えないことがあったので心配したがちゃんと戻って来て安心した。
そろそろ番になる時期だが、オナガガモは2羽で連れ立っているが、コガモは愛より食欲で、餌を食べるのに忙しくディスプレイはもう少し先か。
オオバンはオス、メスが判らないのでペアを形成しているかよく判らない。

1週間ほど前の穏やかな日に、上流部の遠くに白いものが浮いて動いているように見えた。
大きさからしてコハクチョウぐらいなので、チャンスを逃すものかと早足で向かった。
400メートルほど歩いたら息は切れるし、心臓はバクバクするので、狙いの定まらないファインダーで確認すると、何と発泡スチロールが風に吹かれてゆっくりと水面を移動していた。
何と人騒がせなと思いながら、心臓が静まり、息が整うまでしばし立ちすくむという事件があった。

気温があがって春の気配が増すと、北の国を目指して飛び立つ準備を始める。
早いものは3月の初めから飛び立ち始め、3月末にはほとんど居なくなる。
中には連休前までのんびりしている小さな群がいたりする。

これから新しい種類の水鳥が来ることはないだろうが、これらの群れの変化を見るのが楽しみだ。



posted by massy at 22:31|

2022年01月10日

いつもの川へ

1月6日、東京では数センチの雪で交通が混乱した。
沿岸部から距離のある田舎でも少し雪が降ったが、8日には日陰にわずかに残る程度となった。

日陰の雪.jpg
日陰の雪

そんな中、いつもの川へ様子を見にいった。

オオバンが60羽ほどいる水域に、新客が来ていた。

オナガ オス.jpg
オナガガモ オス

オナガ メス.jpg
オナガガモ メス
オスは活動的だが、メスは首をすくめてお休み中。

オナガ 採餌.jpg
オナガカモの採餌
この辺は一昨年の台風で浅くなり、餌が取りやすいようだ。

カモ達.jpg
オナガガモ オス2 メス4
ハシビロガモ オス1 コガモ オス1
みんなお互い様というような様子でかたまっていた。

キンクロ.jpg
キンクロハジロ ペア
新客ではないが、まだいたの?

昨年の秋にオオバン達がやって来てからこの場所で確認できた水鳥たち。
オオバン ヒドリガモ カイツブリ コガモ
マガモ キンクロハジロ ハシビロガモ オナガガモ

現在でもマガモ、ヒドリガモ以外は観察できて、200羽を越す鳥たちが泳ぎ回っている。

岸辺に立って観察していると、残雪の上を渡ってくる風が冷たく、シャッターを押す指がかじかんできたので、鼻水をすすりながら帰宅の途についた。


posted by massy at 19:56|

2021年12月28日

水辺の鳥たち

よく行く大川に毎年オオバンがやってくる。
彼らは50羽ぐらいの群れで、ここで冬を越す。

この群れを望遠で覗くと、時々お客様が混じっていて面白い。

キンクロハジロ ♂.jpgキンクロハジロ
1羽だけ紛れ込んでいた。

カイツブリ.jpg
カイツブリ
番でいた。

ハシビロガモ ♂.jpg
ハシビロガモ オス
特徴のある嘴ですぐ判る。
時期的にサブ・エクリプスの状態のようだ。

ハシビロガモ ♀.jpg
ハシビロガモ メス
ハシビロガモは全部で6羽いた。

これらのお客様は数日すると他の場所へ移動してしまう。

ちょっと離れたところの岸辺でもドラマがあった。

チュウサギ、コサギ、アオサギ.jpg
チュウサギ5羽、アオサギ6羽 コサギ(黄色の円内)1羽がお日様に背を向けて、日向ぼっこの最中だった。
昔はコサギが沢山いたという話は聞いたが、ここでコサギを見るのは初めてだった。

河原の上空をトビが旋回していた。
旋回の半径が小さいので、連写で撮ってみた。

トビ 1.jpg

このトビがススキの向こう側にふわりと降りて見えなくなった。

トビ 2.jpg
飛び上がってきたトビを見たら、脚に獲物を掴んでお食事中のようだ。

以上がこの1週間の収穫です。

今年はこれが最後のアップです。
皆様良いお年をお迎えください。


posted by massy at 10:00| Comment(0) |

2021年12月04日

冬の使者たち

11月の10日ごろから、冬の使者たちが次々と到着した。

先ず到着したのはオオバン達。

オオバン.jpg
約40羽ほどいるが、ここで冬を越すだろう。

そのオオバンに混じって、毛色の違うのが1羽だけいた。

ヒドリガモ.JPG
ヒドリガモ(手前側)
エクリプスの状態なので名前の判定に苦労した。
翌日にはどこかへ飛び去ったようだ。

コガモ 1.jpg
遠路はるばるやってきたコガモが13羽。
奇数羽なのが気になる。

マガモ.JPG
マガモのひと番。
どこかで仲間とはぐれてしまったのか。

これからも飛来して数を増やす種もいれば、別の種が紛れ込んだりして、当分水辺から目が離せない。



posted by massy at 16:11| Comment(0) |