ちょうど発生の好期だったのか、沢山の初見のカミキリに出会う事ができた。
窓越しに遠くの山を眺めていたら、網戸に1cm位の小さな虫が付いているのに気づいた。

触角の張り方からカミキリムシだとすぐわかった。
室内から室外の明るいほうへ向けて撮るので、フラッシュ撮影をした。
一瞬浮かびあがった姿にびっくりした。
私にカミキリムシの神様が降臨した瞬間だった。

タケトラカミキリ
もちろん初見、初撮りだ。
林道に伐採した木を積んであるところを通った。

いつだか、ネットを持った人が倒木の重なりあっているところを見回っていたので、カミキリムシを探しているのだなと思いながら通り過ぎたことがあった。
ここも通り過ぎるつもりだったが、「降りて見てきなさい」と神様が言ったような気がしたので車を止めた。
そっと伐採された木の山に近づくと、あちこちにカミキリがついていたので無中でシャッターを切った。

キイロトラカミキリ

カタシロゴマフカミキリ
切り株の色に似ていて見にくいが、赤いダニがついている。

ナガゴマフカミキリ


ルリボシカミキリ 上と同一個体
見たいカミキリの一つで、きれいな個体だったので見つけた時は感激した。
感激ついでに2枚掲載した。
ここから次へ移動する途中でチョウやトンボを撮りながら見つけたカミキリ。

アカハナカミキリ

キボシカミキリ

ウスイロトラカミキリ
かなり標高をあがったシラカバの倒木についていた。
赤の円内は、木の表面をさぐる尾端。
産卵を期待したが、そうでは無かった。
そしてやっと着いた草原の片隅で、シシウドの花にむらがるハナカミキリ達。

ヨツスジハナカミキリ

ニセヨコモンヒメハナカミキリ

ヤツボシハナカミキリ

ニンフホソハナカミキリ
木につくカミキリは、足が速くピントを合わせるのに苦労した。
花につくカミキリは、花に埋もれて全身を上手に撮るのに苦労した。
触角の長いカミキリは、隅々までピントを合わせるのに苦労した。
そんな苦労をして撮ったカミキリは、名前を調べるのに苦労した。
アカハナカミキリ、キボシカミキリ、ウスイロトラカミキリ以外、初見、初撮りだったので、山渓フィールドブックス「甲虫」と虫ナビにお世話になり,ネットのカミキリ画像を真剣に見て名前を調べた。
時間はかかったが、すべてのカミキリをなんとか同定できたと思っているが、ひとつ位間違っているかも……
こんなに収穫があって楽しめたのだから、カミキリムシの神様に感謝しよう。