梅雨明けが早すぎる。
一気に猛暑日になり、体がついてゆかないので外出は自粛している。
今日掲載する写真はまだ梅雨明け前で、晴れ間を狙って二つの公園をハシゴしたときに撮ったものだ。
まず、大きい池のある公園へ行った。
池の面積は大きいのだけれど、トンボが好む水生植物の生えている所はほんの一部分なので、バス停から直行する。
すぐに発見!!

ハスの葉に止まるクロイトトンボ

アオモンイトトンボ

ショウジョウトンボ
ほかにも、シオカラトンボ、コシアキトンボがいて、ヤンマの一種がテリ張りをして飛んでいた。
飛翔を狙って撮った写真はボツの山で、すぐあきらめた。
このまま帰るのは勿体ないので、ちょっと寄り道をした。
向こうのサクラの木からけたたましく鳴きながら、近くの地面に鳥が降り立った。

オナガ
体の色からすると、まだ若鳥のようだ。
最近はなかなか見かけない鳥だ。
ここからバス停へ行くとき、足元からひらひらと何かが飛び立ち、近くの石柱に止まった。

ハグルマトモエ
ガはチョウの20〜30倍の種類があると言われ、同定がむずかしいので好んで撮る事はしないが、これだけ特徴のあるガならと撮って見た。
見ようによっては、「千と千尋の神隠し」に出てくる油屋の父役の顔に似ている。
帰って調べたら、一発で名前が判った。
夜行性とのことだが、何の拍子か昼間に飛んじゃったんだね。
小さい池のある公園へは、うろ覚えの記憶を頼りに、バス、電車を3本乗り継いでやっと到着。結構時間がかかった。
薄暗くジメッとした小道を下りてゆく。
途中、キツリフネソウが咲き始めていた。

キツリフネソウ
ツリフネソウは夏の花だが、6月半ばで気の早い奴が開花したのだろう。
暗い小道を抜けると、明るい広場に出た。
この片隅に通称トンボ池という場所があるのだが、水質が悪そうでヤゴが育ちそうに無く、期待するとガッカリする。
なのでここはサッサと通過するつもりが、木道の傍らで、

シオヤアブの交尾
左がオスと思われるが、交尾中はシオヤアブの特徴である白い毛を体内にしまっている。
再び林の中へ入り、小道を抜けて目指した池の傍らに着いた。
池を一周して丹念に観察するが、何の収穫もなかった。
長居は無用とサッサッと退散。
駐車場を抜けて表の太い道に出たが、右に行くか左に行くか迷った。
右へ行くとバス停までは遠いが、だらだらと下り坂なので脚さえ出せば着くだろうと思い右へ行く。
しばらく行った所の畑に、黄色い花が咲いている草を見つけた。
何かピンときたので近寄って見ると、アカスジカメムシがいた。

アカスジカメムシ
全部で4頭ついていた。
写真では大きく見えるが、体長7ミリ位で意外と小さい。
カメムシの写真を撮っていると、下の方にアゲハの幼虫がいた。

アゲハの幼虫
まだ保護色をしているが、次に脱皮したら青虫になるだろう。
黄色い花の植物はヘンルーダといって、ミカン科の植物とわかった。
アゲハの幼虫がいてもおかしくない訳だ。
ここで遊んでいたら、ポツポツと雨が降って来た。
頭の雨滴センサーは高感度なので、少しの雨でもすぐわかる。
内心ヤバイと思いながら歩き出したら、隣の民家の垣根にラミーカミキリがいた。

ラミーカミキリ
雨も気になったが、仕舞ったカメラを取り出した。
首のところに眼状の黒斑があるので、パンダカミキリの愛称をもつ。
ついでに、ナミテントウも。

ナミテントウ
ナミテントウはさまざまな模様のバリエイションがあるので、動き回るのを追いかけて撮った。
過去に何種類かのバリエイションを撮っているので、一度調べる必要がある。
雨は大したことなく済み、目指すバス停へ到着した。
一度に二つの公園を回ると、滞在時間より移動時間の方がかかって能率が悪い。
昔、車で移動していたころがなつかしい。
posted by massy at 17:38|
蝶