少し早起きしてTVを見ていたら、美郷ちゃんがにっこりして、今朝は涼しいですと言っている。
それなら休み中に弱った足腰の回復に努めるべ、とカメラを提げて近くの公園へ行く。
公園の入り口で賑やかに鳴き交わしているのに出くわした。

野生化したインコが7、8羽でヒノキの若い球果を食べていた。
小枝ごとむしり取って、食べかすを落とすのでお行儀が悪い。
彼らに野生化したという形容詞はいらないかもしれない。ガビチョウやソウシチョウ同様、すっかり定着している。
その先で、ニイニイゼミの初鳴きを聞く。

下草にニイニイゼミの抜け殻発見。
これからニイニイゼミの鳴き声が賑やかなるだろう。そうすると学校が夏休みに入る。
池畔の園路を歩いていると、つぎつぎと現れる。

アオバハゴロモ 子供のころハトと呼んでいたが、理由は不明。
翅の色と縁のピンクが何ともやさしい色をしていて、好きな虫のひとつだ。
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マメコガネ マメ科植物を食害するからか、小さいからマメと呼ぶのか。
頭部が金属光沢の緑で、翅鞘は明るい赤銅色とおしゃれだが、食餌植物の幅が広く、明治年間にアメリカで大繁殖してjapanise beetleと恐れられた。アメリカの庶民に日本を知らしめた先駆者かも知れない。
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トウキョウヒメハンミョウ 足元から飛び立つ小虫をルーペで見たら、これだった。
東京近傍と小倉市付近にしか分布しないらしく、初めて見た。
体の割に目玉が大きい。
モニターを見ていて気づいたが、隣に写っているアンタ誰?
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ニジュウヤホシテントウムシ これも初見、結構敏感ですぐ飛び立ってしまう。
斑点が28個あるか数えていないが、背中に満天の星を背負っているようだ。
水面の上を、コシアキトンボ、オニヤンマ、トンボ類が沢山飛んでいる。
水面に突き出た葉のうえに、止まっていた。
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モノサシトンボの成熟した雄 腹部の青筋を物差しの目盛にたとえている。
これも初見。全国に分布する普遍種だが、いつの日か見たいと思っていた。
こんな身近で見られたのでビックリ。
なおも池の奥へ進むと、カワセミのペアが池の上を飛び交うのが見られたし、アオサギはいつもの定位置で羽繕いしていた。
ブログ再開の初日としては初見も多く、収穫が多かった。
2時間位で戻るつもりが3時間以上遊んでしまったが、気温が低かったので助かった。
この調子なら、来週には少し遠出ができるかも。
23日の大暑の次は8月7日の立秋です。
しかし、実際の夏の暑さはこれからが本番です。
どうぞ暑さに気を付けて、自然観察をお続けください。
楽しみにしております。