2023年03月07日

春が来た

ここのところ春を先取りしたような暖かい日が続いた。
この暖かさで冬鳥のヒメハジロは帰ってしまったので、川の方へ行かなくなった。
そこで、しばらくご無沙汰していた水路のほうへ行って見た。
水路沿いの遊歩道に降り立ったら、目の前にカワセミのオスがいて、何ヶ月かぶりの出会いとなった。

カワセミ 1.jpg
カワセミ オス

上流で河川工事をしているので、頻繁に濁りが入る。
濁りが入ると姿を見せなくなるのだが、昨日は濁りが入っていなかったので、餌を求めて下流部まで降りてきていたようだ。
少し上流にもメスがいて、ペアで営巣すれば良いが餌の捕りにくいこの辺りでは無理かもしれない。
工事の終わる再来年以降に期待したい。

そのままゆっくり上流方面へ歩いていたら、土手の草むらからモンキチョウが飛び出してきた。
この辺は食草のシロツメグサやカラスノエンドウのマメ科植物があるので、メスを待ち受けているのかも。

モンキチョウ 1.jpg
モンキチョウ オス
昨年の晩秋に、土手の積み石の隙間で蛹になり、早々と羽化した新生チョウで今年の初見だ。
体を斜めにして、体全体に太陽光が当たるようにしている。体を斜めにする行動は、春季初期の他のチョウ達にも共通している。

2月に半ばからこの周辺へは来ていないので、とっくに発生していたかもしれないけれど、このチョウを見ると春が来たという感じがする。

昨日はちょうど啓蟄だったし、初見のチョウに出会えてよかった。
これから色々な虫たちが出てくるので、自然観察が忙しくなる。



posted by massy at 23:29|