橋の脇から河川敷におり、上流方面に向かっていったら見事なクサフジの群落があった。
しばらく眺めていると、翅音も大きくクマバチがやって来た。

キムネクマバチ
大きさは親指の第一関節より先ぐらい。
オスは毒針を持っておらず、メスは毒針があるけれど滅多に刺さないので安全だと判っているが、体の大きさと翅音の迫力に思わず避けてしまう。

アゲハチョウ
クマバチと入れ替わりに登場。
アゲハ類はなかなか止まらず、吸密中も翅を動かしっぱなしなので写真撮影が難しい。
チャンスがあればシャッターを切ることにしている。
クサフジに絡まっているクズの葉の上に止まっていた。

ヒゲナガカワトビケラ
幼虫は石の裏に筒状の巣つくり、ウグイやオイカワ釣りの餌になる黒川虫(ザザムシとも言う)だ。
あまり活発に動かないので、羽化したばかりのようだ。
こちらは別の場所で、尾根筋を歩いていて見つけた。

クロハナムグリ
独特の斑紋があるので簡単に同定できると思ったが、意外と手こずった。
発生数が少なく、見かけるのは珍しいと解説してあった。

フタリシズカ
日影の林床でひっそりとした佇まいで咲いていた。

クロヒカゲ
鬱蒼とした竹林の脇を歩いていたら、何頭も飛び回っていた。
見上げる位置に止まったので、葉っぱかぶりになってしまった。

アカシジミ
羽化したての個体が突き出した枝の奥にジッと止まっていた。
今年初めて見る平地性ゼフに少し興奮しながらシャッターを切った。
この日は3頭のアカシジミと出会った。
適度に手入れされた池のある公園で、

カルガモとヒナ達
池の縁でトンボを探していたら、少し離れたところの葦の間からゾロゾロと出てきた。
ヒナが9羽いて、母ガモも大変そう。
全部無事に育ってくれるといいですが……

ミスジチョウ
モミジの樹上ばかり飛んでいて、やっと下に降りて来てくれた。
3枚撮っただけで飛び去ってしまったのだが、撮ったときはコミスジだと思っていた。
帰って確認したらミスジチョウだったので、もう少し粘ってシャッターチャンスを狙えばよかったと悔やんだが後の祭りだった。

テングチョウの産卵
このエノキには毎年産卵にやってくる。
ツヤツヤしていて元気のよさそうな葉っぱに産卵するが、ボロボロになった母蝶が産卵する様はなぜか胸にジンとくる。
このエノキのある場所の反対側に湿田があってアヤメが咲いていた。

アヤメに来たツマグロヒョウモンのオス
羽化したての綺麗な個体だった。
もうすぐメスも現れるだろう。
晴れていても降水確率の高い日は、近くの水路沿いの遊歩道へ行く。

アオスジアゲハ
土手の向こう側から不意に現れて、ムラサキツメクサで吸密した。
吸密中も翅を動かすので、連写で一瞬翅の止まった画像を使った。

ホシハラビロヘリカメムシ
土手ののり面に生えているエノキの葉の上にいた。
ごく普通種だがこれから発生数が増えて、洗濯物に付いたり、部屋の中に入ってきたりする。
これが5月の連休明けから28日までの成果です。
行動範囲を広げるとそれなりに成果がある。
これからも新しい種類の虫や植物に出会いたい。