2019年05月15日

5年越しの願いが叶った

3月28日にサクラの記事をアップして以来、久しぶりの更新となったが健康上の理由ではないのでご安心を。
家庭の事情や天気の具合で出かける予定がつぶれて更新するネタが無かったり、10連休という未曽有の長期休日に入る前日、ルーターが不調になって更新出来なくなった。
いつも頼むメンテナンスの人に連休明けに来てもらい、やっとルーターが復旧した。
およそ2週間、インターネットができなかったので閑を持て余したが、目は酷使せず休ませることができた。

3月の末に、木村藤香さんの写真展を見に行ったら、ギンイチモンジセセリの写真があった。
後翅の翅裏にでる銀白条があざやかな春型を狙って、それらしき時期にそれらしき場所へ行ったりしたが、準絶滅危惧種で個体数も少なく、さき送りとなって5年がたっていた。
写真展の会場にいた方から、八王子の浅川の河原にいますよとの情報をいただいたので、地図で調べて見当をつけてでかけた。

河原へ行く途中、よそのお宅の壁にいたキマダラカメムシと土手下のハルジオンにホシハラビロカメムシを見つけ、幸先良しとカメムシ大好きジジィを喜ばせた。

キマダラカメムシ.jpg
キマダラカメムシ
東南アジアから台湾原産の帰化種だが、ここ数年で東京周辺でもよく見かける。

ホシハラビロカメムシ.jpg
ホシハラビロカメムシ
越冬明けの個体

土手に上がって川原を見渡し、ススキのある場所をめざす。
歩いていると、ベニシジミ、ヒメウラナミジャノメがいた。

ベニシジミ.jpg
ベニシジミ
これを見つけると、写真を撮らずにいられない。

ヒメウラナミジャノメ 1.jpg

ヒメウラナミジャノメ 2.jpg
ヒメウラナミジャノメの交尾 別個体

ずっとクサフジの群落が続くところで、ひと群だけシロバナクサフジがあった。

クサフジ.jpg
クサフジ

シロバナクサフジ.jpg
シロバナクサフジ 
初めて見た。

その先に、ススキが生えるよさ気な場所があった。
5年も探し求めているので何かカンが働く。
しばらく見回していると、ススキの中からギンイチモンジセセリが飛び出してきた。
見慣れると、3頭ほど飛び回っている。

気温が高いので、なかなか止まらない。
やっと止まったのでソッと近づいて静かにシャッターを切った。
5年越しの願いが叶った瞬間だ。

ギンイチモンジセセリ.jpg
ギンイチモンジセセリ 
銀白条のきれいな春型、夏型は不鮮明になる。
発生から時間が経っているので翅表の鱗粉が落ちているが、初撮りなのでうれしい。 

満足して帰る道すがら、カワセミとオナガを見つけた。

カワセミ.jpg
カワセミ
日が傾いて影を長くひいている。

オナガ.jpg
オナガ
農家の庭のい枝でオナガが止まっていて、カメラを向けたら小飛びして交尾した。
雌が陰になってわかりにくい。

久しぶりに出かけるらしく出かけたら、それなりに成果があった。
やっぱり出かけてナンボだ。


posted by massy at 21:03|