家庭の事情や天気の具合で出かける予定がつぶれて更新するネタが無かったり、10連休という未曽有の長期休日に入る前日、ルーターが不調になって更新出来なくなった。
いつも頼むメンテナンスの人に連休明けに来てもらい、やっとルーターが復旧した。
およそ2週間、インターネットができなかったので閑を持て余したが、目は酷使せず休ませることができた。
3月の末に、木村藤香さんの写真展を見に行ったら、ギンイチモンジセセリの写真があった。
後翅の翅裏にでる銀白条があざやかな春型を狙って、それらしき時期にそれらしき場所へ行ったりしたが、準絶滅危惧種で個体数も少なく、さき送りとなって5年がたっていた。
写真展の会場にいた方から、八王子の浅川の河原にいますよとの情報をいただいたので、地図で調べて見当をつけてでかけた。
河原へ行く途中、よそのお宅の壁にいたキマダラカメムシと土手下のハルジオンにホシハラビロカメムシを見つけ、幸先良しとカメムシ大好きジジィを喜ばせた。

キマダラカメムシ
東南アジアから台湾原産の帰化種だが、ここ数年で東京周辺でもよく見かける。

ホシハラビロカメムシ
越冬明けの個体
土手に上がって川原を見渡し、ススキのある場所をめざす。
歩いていると、ベニシジミ、ヒメウラナミジャノメがいた。

ベニシジミ
これを見つけると、写真を撮らずにいられない。


ヒメウラナミジャノメの交尾 別個体
ずっとクサフジの群落が続くところで、ひと群だけシロバナクサフジがあった。

クサフジ

シロバナクサフジ
初めて見た。
その先に、ススキが生えるよさ気な場所があった。
5年も探し求めているので何かカンが働く。
しばらく見回していると、ススキの中からギンイチモンジセセリが飛び出してきた。
見慣れると、3頭ほど飛び回っている。
気温が高いので、なかなか止まらない。
やっと止まったのでソッと近づいて静かにシャッターを切った。
5年越しの願いが叶った瞬間だ。

ギンイチモンジセセリ
銀白条のきれいな春型、夏型は不鮮明になる。
発生から時間が経っているので翅表の鱗粉が落ちているが、初撮りなのでうれしい。
満足して帰る道すがら、カワセミとオナガを見つけた。

カワセミ
日が傾いて影を長くひいている。

オナガ
農家の庭のい枝でオナガが止まっていて、カメラを向けたら小飛びして交尾した。
雌が陰になってわかりにくい。
久しぶりに出かけるらしく出かけたら、それなりに成果があった。
やっぱり出かけてナンボだ。