9月4日 台風21号が徳島県南部に上陸後、神戸市へ再上陸した。
満潮と重なって関空や沿岸部が水浸しになり、関空連絡道にタンカーがぶつかった。
スピードが速かったので強風が吹き、車がひっくり返ったり、足場が崩れたり、街路樹が倒れた。
私の両親は兵庫県の出身なので、播州地方、神戸、大阪、京都方面に親戚が沢山あるが、どこも被害はなかったようでホッとしだ。
9月6日の早朝、震度7の胆振東部地震があった。
土砂崩れや家屋の倒壊、道路の亀裂や液状化現象によって陸路に障害がでた。
何より、苫東厚真火力発電所が止まったため、北海道中の発電所が連鎖的に止まり、大規模停電となった。
ニュースで見て知る限りだが、私達はどれだけ電気に頼っているかをまざまざと見せつけられた気がした。
同じ事態となれば東京も例外ではない。
1年半前に札幌へ引っ越した中学時代の友人や、震源地から離れているが停電に巻き込まれた斜里町の知床財団の人達がどうしているかと心配になった。
停電の混乱中は連絡がとれず気をもんだ。
被害のあった地の方々にはお見舞い申し上げますとともに、1日も早く復興することを願うばかりです。
この翌日の6日、6時すぎに目が覚めたらなんだか息苦しい。
鎖骨付近の筋肉が痛くて、深呼吸ができず、胸に空気を取りこめない。
救急車を呼ぼうかと思ったが我慢できそうなので、行きつけの病院が開くまで待ってタクシーで行った。
受付に着いたら安心したのか余計息苦しくなり、受付票は代筆してもらい、緊急処置室へ車イスで運ばれた。
点滴をして血液検査の血を抜き、心電図を取り、心電計と酸素計を取り付けたら、若い医師の問診が始まった。
肺か心臓のあたりの具合が悪いと思っていたが医師は首をひねるばかりで、狭心症の疑いということにして心臓のCT,胸部X線写真、心臓の超音波などの検査をした。
約2時間かかって検査が終わったころには少し楽になっていた。
若い医師は全ての検査結果を見比べて、肺や心臓に特に所見は有りませんと告げた。
CTの詳しい解析には時間がかかるので、もし何かあれば電話するか普段かかっている消化器内科の担当医に連絡しておきますと言われた。
まだ息苦しさは少しあったが、タクシーで帰宅して家で静かにしていた。
翌週が定期検診で、幸い担当医のところへ連絡は無かったのだが、あの息苦しさは何だったのだろう、鬼のかく乱か。
9月12日「スマート健康体験」のモニタをすることになり、それに使用する機器類の設置をした。

右手前 血圧計、右奥 モバイルルーター、
真ん中 ロボフォン、健康ウォッチとスマフォ、
左奥 6口の電源タップはすべてに何かが差さっている。
この他にも、体重体組成計、睡眠センサー、開閉センサー、人感・温度・湿度・照度センサー、主幹電力センサー、スマートプラグなどをそれなりの場所に設置した。
あとからタブレットとロボフォン用のアプリが届き、健康体操と食事内容の記録が始まる。
このプロジェクトは、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の事業で、IoT技術を活用して各種センサーから収集したデータを利用して、高齢者の健康増進サービスや生活支援サービスの研究開発と実証検証を行い、超高齢化社会における医療費・介護費用の削減等を目的としている。
これらの機器を設置した日と翌日は、操作に慣れることに専念した。
自分で操作するのは、血圧計、体重体組成計、健康ウォッチ(歩数計)だけだが、スマフォとの通信がうまく行かなかったので取説を読んで何とかできるようになった。
こういう事ってボケ防止にいい。
こうして「スマート健康体験」生活がスタートした。
来年の2月に終わるので、その頃またレポートします。
それまでに体脂肪を5%、体重を2kg減らしたい。
9月半ばで私の身辺でこれだけの事が起きた。
これから11月の講演会に向け、撮り貯めた12万枚の写真からパワーポイントで資料作りをしなければならない。
天気と雑用を加味すると、フィールドへはいつになったら出かけられるやらと溜息がでる。
自然は待ってくれないのよ。