ウスバシロチョウを撮りに行く道すがら、あちこちで出会った虫達の写真を整理したら、成虫越冬したものや最近生まれた種冬まで、冬から初夏への季節の移ろいが記録されていた。
成虫越冬した虫達。

コアオハナムグリ

ホソミイトトンボ 雄

ホソミイトトンボ 産卵
隣りの田んぼが耕作放棄されて心配していた。
昨年秋から越冬態の写真を撮りたいと、何度もこの周辺をしらみつぶしに調べたが、どこで越冬しているのか判らなかった。
それでもいつもの田んぼのところへ戻ってきて、かなりな数見られたのでホッとした。

ホソミオツネントンボ
越冬明けの成熟個体。

オツネントンボ
カメムシ大好きジジィを喜ばせるカメムシ2種。
ごく普通種だが、長い冬を越してきたので丁寧に撮った。

クサギカメムシ
カメムシの中でトップクラスの臭いを放つ。

ホソハリカメムシ
カメムシと言えばいやな臭いがするものだが、こちらは珍しく無臭のカメムシ。
今年生まれの新生種達。

ジョカイボン
家の網戸についていた。
昨年はタケトラカミキリがついていたので期待したが、普通種のジョカイボンだった。
網のピッチからみると体長4ミリほどなので、写真に撮って拡大して同定した。

キバネツノトンボ 雄
下翅が畳み込まれず、はみだしている。
カゲロウの仲間だがフワフワした飛び方ではなく、トンボのような直線的な飛び方をするのでこのような名前になった。
私がよく行く地域では、多産地が点在する。

ラクダムシ
何でラクダがつくのか判らないが、産卵管がのびているので雌。
これもカゲロウの仲間だが、ユニークな体型の虫で珍しい虫らしい。

ニホンカワトンボ 雄

ニホンカワトンボ 雌

ミヤマカワトンボ
今年もカワトンボ達の季節がやってきた。
いつも湧水が染み出ている溜り水のところは、毎年両種が発生する格好の場所のようだ。
晩春と初夏のはざまで気温が安定せず虫達の活動を心配だったが、ウスバシロチョウをはじめ、トンボや他の虫達の発生は順調のようだ。
これからは続々と出てくるので、大忙しになる。
私事ですが、小学校1年の時から6年までずっと同じクラスだった友人が入院した。
もちろんチョウを一緒に追いかけた仲間だし、卒業してからも現在まで浅からぬ付き合いを続けて来たので、もう腐れ縁の仲だ。
その彼が、ipad を持って行くからと言っていたので、院内では無理でも院外のWi−Fiでこのブログを読み、気分転換して欲しいと願っている。