先月の長かったゴールデンウィークの1日をPCの清掃に費やした。
翌日は、可成りな枚数が溜まった写真をDVDに焼いて保存した。
昔からDVDにデータを書き込むことを「焼く」というので、それを使ってみた。
手順としては、USBメモリを使ってメイン機の写真データをサブ機に移し、サブ機の光学ドライブでDVDに焼く。
なぜこんなややこしい事をするかというと、サブ機のDVDドライブは10年以上使っていて、いつ壊れてもおかしくないので、壊れるまでしゃぶり尽くそうという魂胆だからだ。
実際にやって見ると、予期せぬ出来事があった。
先ず、メイン機の外付けHDDに貯めてある写真データの約10ヶ月分3200枚(28GB)を32GB(3.2Gen1)のメモリースティックにコピーする。

使用したUSBメモリ
ところが、コピーを開始すると所要時間が1時間40分と表示された。
メモリへの書き込み速度がメモリからの読み込み速度より遅い事は理解しているが、全部USB3.2の規格で通しているから速いと思っていたのに。
その上、何分かしたら「コピー中止中」の表示が出て、コピーが止まってしまった。
昔、USB2.0の時代に、同じようにコピーが止まってしまい、焦って途中でキャンセルしたら1ヶ月分の写真データを失うという事を経験しているので、ここは野球中継を見てジッと我慢した。
しばらくすると動き出したが、転送速度が数Kbpsと信じられないぐらい遅い。
ややしばらく待つと、数Mbpsになり、最後には50Mbps台まで回復した。
最後は席を離れていたのでいつ終わったか判らなかったが、優に2時間以上はかかったと思う。
サブ機を買ったときはUSB3.0の規格が一般的でなかったけれど、購入直後に急速に普及し始めたので、アマゾンで拡張ボードを購入して使えるようにした。
そこへ写真データの入ったUSBメモリを差し込む。
転送を開始すると「残り時間 40分」と表示された。
読み込み速度は速いはずだがデータ量が多いのでこんなもんだろうと、TVを見ながら待った。
トータルで3時間以上かかって、やっとデータの移し替えが終わった。
ここまでできたので、DVD作成ソフトのPower2Goを立ち上げる。
あとは手慣れているので一息いれてからDVDを焼く作業に取り掛かる。
手慣れているとは言え、写真データの日付けに細心の注意を払いながら、作業を慎重に進める。
DVDに焼いてしまうとPCにある写真データを消去してしまうから、ここで日付け順に移す写真データが抜けてしまうと永遠のおさらばになってしまう。
途中で何回も確認しながら、3枚のDVDを焼いた。
次に、ラベルプリントをして一丁上がり。
その後、各DVDの内容のログを作り、後日写真を探しやすいようにしているが、この部分は昔ながらのアナログな方法である。
昼から初めて、全て終わってやれやれと思ったら、夕飯の時間になっていた。
一日目は凄く手間取ったけれど、二日目は2枚やいたけれどデータの移行が済んでいたのであっさり終了した。
まだ昨年5月以降の写真データが残っているので、梅雨時の出かけられない時にでもやろうと思っている。
それ以来、ずっとUSBメモリへの書き込み速度の遅かったことが引っかかっていた。
USB3.2に対応したシステムで使用しているのだから、遅い筈がないと勝手に思い込んでいた。
それで、もう一度調べてみたら、意外なところにその原因があった。
上の写真にある32GBのメモリのプロパティを調べてみた。
ケースの上に書いてある公称32GBの容量は、2進法で計算する関係で実際は31GBしかなく、それをNTFSでフォーマットすると、空き容量は28.7GBになる。
ここへ28GBの写真データを転送しようとしたのだから、遅いのは当たり前だ。
通常は転送するデータに対して最低1.1倍の空き容量を確保したいので、28×1.1=30.8≒31という計算で公称容量的にはOKなはずだが、フォーマットにも容量を食われたら28.7GBになってしまう。
28.7GBしかない空き容量の所へ28GBの写真データがよく転送できたものだと思う。
時間も掛ったが、これらの数字を見ると冷や汗ものだ。
これからもUSBメモリを使う機会が多々あるので 、容量的に十分な余裕を見て使いたい。