私が通う川辺には10月末にトップを切ってオオバンが飛来した。
それに続いて、キンクロハジロ、オナガガモ、マガモがやって来たことは、すでに掲載済みだ。
その後、コガモ、オオヨシガモ、サブエクリプスのハシビロガモ、カイツブリの幼鳥達がやってきて賑やかになった。

コガモ

オオヨシガモ

サブエクリプスのハシビロガモ

カイツブリの幼鳥
しかし、これらのカモ類はいつも居るわけではなく、オオバンだけの日もあるし、5種類ぐらいのカモ達が入り混じっている日もある。
しばらくは数を増やしたり減らしたりしながら、ヒメハジロと共にバードウォッチャーを楽しましてくれるだろ。
ここの所、パソコンと鳥の話になってしまって、自分が虫屋ということを忘れていた。
寒くなってから、フユシャクというガの仲間を探している。
名前にフユと付くように寒くなると発生し、羽化してから死ぬまで何も摂らず、餌に乏しい時期の鳥たちの貴重なタンパク源になったりする。
この仲間のメスは翅が無く、歩き回るのみで、フェロモンを出してオスを誘引し交尾する。
このメスや交尾シーンを撮りたいと長い間探しているのだが、未だに果たせないでいる。
何回も出かけて、チャンスを掴みたい。
家内が網戸にガがいると言うので、カメラを掴んで表に出た。
気配を感じたのか、ゆっくり上方へ歩いてゆくのを写真に撮った。
パソコンで確認すると、翅の縁に小さな白斑があるので、すぐ判るだろうと思って図鑑を調べたが、3回見返しても該当するガがいない。
思案の末画像検索したらハゴロモの仲間と判って、カメムシ目の図鑑で発見した。

アミガサハゴロモ
初見だが、この状態で網戸にくっついていたら普通はガだと思う。
発生初期は暗緑色をしているらしいが、時間が経ってこんな色になった。
最後に虫の話になって、虫屋の面目を何とか保つことができた。
いよいよ大晦日ですが、皆さま良い新年をお迎えください。