気が向いた時に出かけても、毎回カメラを持って出かけていた。
シャッターチャンスが無いようでもSDカードを抜いてチェックすると結構画像が溜まっていた。
今回も12日分を一挙公開しますが、写真の並びは日にち順ではありません。
いつもの水鳥たちはほとんど帰ってしまい、オオバン6羽、ハシビロガモ3羽だけになった。

ハシビロガモ オス
ハシビロガモがこんな時期まで居残るのは珍しい。
オスだけなので、ペアリングに失敗したようでちょっと寂し気だ。
このままだと、オオバン同様この水域や近所の池を行き来して夏を過ごすかもしれない。
一方、カワセミは川のにごりを嫌ったのか、全く現れなくなった。
記録をさかのぼると、3月4日が最後だった。
都市部の河川は護岸のためコンクリートで固められていて、カワセミが営巣する土の土手のある場所がほとんどなく、生息域が限られる。
最近は工事個所が変わり水色も元のようになったが、一向に現れる気配がない。
それでも戻ってくるのではないかと機会があるたびに川を覗いている。
新型コロナで遠出を自粛していたが、しびれを切らして少し遠くまで足を運んだ。

ニリンソウ
日陰の小さな流れの縁に、ひっそりと咲いていた。
久しぶりに見たので感激した。

ジュウニヒトエ
ニリンソウを見た帰り道で、日当たりの良い土手に沢山さいていた。
こちらも久しぶりだ。
こちらは別の場所で

ホウチャクソウ
花の形が似た野草は他にもあるが、本種は先端に二つだけ花をつける。

左 キンラン 右 ギンラン 絶滅危惧種U類
最近、フォトショップで写真を並べて表示する技を学んだので使ってみました。
両種の存在を知ったのは東京湾野鳥公園だったが、その時は開花時期を過ぎていた。
埋め立てから40年以上経って人工環境から自然環境へと定着し、落葉樹の根につく菌根菌が繁殖できる環境が整い、その根菌と共生して育つことを知った。
何時かは花が見たいと思っていたがなかなか機会に恵まれず、横浜市青葉区の里山で初めて見ることができたが、2、3日後に持ち去られたと地元の方から聞いた。
家に持ち帰っても菌との共生ができないので枯れてしまう。
ここには何本もあって嬉しかった。
そろそろトンボ達が活動するころだろうと池のある公園へ出かけた。
公園へ行く途中や池のふちでトンボ以外でもシャッターチャンスに恵まれた。

ナミテントウの色と斑紋違い
見かけがこれだけ違うと同じ種類だと思えない。

ナナホシテントウ
これはついで。
極く普通種で昔はテントウムシと言えばこれだったが、最近は少なくなった気がする。

イタドリツツハムシ 左 オス 右 メス

コフキゾウムシの交尾

ヨツボシトンボ 絶滅危惧種U類
池の規模からして、こんなと所で見られるのは珍しい。

ホソミイトトンボ 左 メス 右 オス

ホソミイトトンボの交尾
日本で越冬するトンボは3種類いるが、そのうちの1種類。
分布の中心が西日本にあり、3種のなかで一番寒さに弱く、この辺は分布の東端になると思われる。

ヒメウラナミジャノメの交尾
最近目新しいチョウに会えなかったので、こんなシーンが撮れて良かった。
春季一化性のウスバシロチョウやツマキチョウの時期は過ぎ、ギンイチモンジのシーズンも過ぎようしている。
特にギンイチモンジは2019年の19号台風で食草のススキが水没してから姿を消したままだ。
毎年この時期になると復活を信じて探すのだが、今年もダメかー。
半月ほどすればゼフのシーズンになるので、それに期待しよう。
散歩程度の圏内ではなかなかシャッターチャンスに恵まれないが、少し足を伸ばすとまだまだ新しい出会いがあるという事を実感した。
マスクが取れて、自由に歩き回れる日が待ち遠しい。