2022年04月15日

ちょっと間が空きました。

4月に入って半月経ってしまった。
体調と天候に相談で出かけていたが、まとまった成果が無かったのでチョコチョコ撮った写真を大放出します。

この時期だからサクラの写真を掲載しておこう。

坂道のサクラ並木.jpg
坂道のサクラ並木
3月31日撮影、ここのサクラ吹雪を撮りたくて後日出かけたが、上手く撮れなかった。

いつもの所へ水鳥の様子を見にいった。
手元のメモによると最盛期には300羽近くいたが、この日確認できたのはオオバン40羽、コガモ30羽、ハシビロガモ6羽まで減ってしまった。
一時見なかったハシビロガモが戻って来て、きれいな繁殖羽になっていた。

ハシビロガモ ♂ 繁殖羽.jpg
繁殖羽のオス
胸が白いので遠くからでも目立つ。

参考までに、12月23日に撮影した繁殖羽になる前のサブエクリスプ期のオス。

ハシビロガモ ♂ サブ・エクリプス.jpg
サブエクリスプ期のオス
ハシビロガモはエクリプス期→サブエクリプス期→繁殖羽と換羽する。

いずれにしても、今月中には川面が静かになるだろう。

川からの帰り道、きれいな鳴き声が聞こえたので見上げるとイソヒヨドリがビルの手すりに止まっていた。

イソヒヨドリ ♂.jpg
イソヒヨドリ オス
1週間ほど前から薄明の時間に鳴き声が聞こえて、いつものように近くに来ているなとベッドの中で思っていた。
ペアになってメスが近くにいるかと探したが、残念ながらオスだけだった。

一方、水路の方はこの1ヶ月以上工事で濁りっぱなしで、カワセミの姿が全く見えなくなった。
今頃はペアのカワセミが頻繁に飛び交い、写真を撮るのには絶好の時期なのだが。

濁り.jpg
水路の濁り
日曜日は工事が休みなのできれいなのだが、この濁りようではカワセミも餌が取れない。
濁りに含まれる細かい砂が底石の間に堆積すると魚の餌となる川虫が住めなくなるので、魚の居ない川へカワセミが戻ってくるか心配だ。

カワセミ目線で水面を見てみようと、河原に降り立ってみた。
この濁りでサギ類やカモ類が移動してしまった理由に納得する。
河原に咲いている菜の花や花ダイコンをしばらく観察していると、菜の花にナガメがいて葉陰から現れた。

ナガメ 交尾.jpg
交尾するナガメ
ナノハナに付くカメムシだからナガメ、これはカメムシ大好きジジィを大いに喜ばせた。

次の日、新芽の出だした雑木林へ出かけた。
そろそろアレの花が咲くころだ。

タマノカンアオイ 花.jpg
タマノカンアオイの花(フラッシュ使用)
10数株あるうち、4株花をつけていた。
茎の根元に咲くので落ち葉や枯れ枝をどけて撮影し、元へもどしておいた。
受粉や種子拡散のメカニズムが解明されておらず、謎の多い植物だ。
昔から種子だけの拡散は年10cm程度といわれ、雨などの土の流下による株の移動は50〜100cmという研究もあるようだが、いずれにしても他の植物に比べると遅い。
ギフチョウの食餌植物なので、沢山増えれば昔のようにギフの飛び交う日が来るかもしれない。

同じ林の林縁で見つけた。

ムラサキケマン.jpg
ムラサキケマン
こちらはウスバシロチョウの食餌植物だ。
関東地方ではウスバシロが増加傾向にあるので、この辺りで発生することを期待してしまう。

別の日に、バスで少し遠出してみた。
池の端にある木に、キラキラと太陽の光を反射しながら飛ぶチョウがいた。

ウラギンシジミ ♀.jpg
ウラギンシジミ メス
鱗粉が剥げ、翅も傷んでいるので、越冬明けの個体と思われる。
食餌植物はフジやクズなどマメ科植物なのだが、この木に執着して離れようとせず、やっと止まったところを下から撮影した。

半月近くあちこち歩き回っていたら、まあまあの成果があった。
近くでもこれだけ撮れたのだから、もう少し行動範囲が広がればもっと成果が望めると思うのだが、いずれにしてもコロナが恨めしい。



posted by massy at 23:03| 雑記