2021年12月28日

水辺の鳥たち

よく行く大川に毎年オオバンがやってくる。
彼らは50羽ぐらいの群れで、ここで冬を越す。

この群れを望遠で覗くと、時々お客様が混じっていて面白い。

キンクロハジロ ♂.jpgキンクロハジロ
1羽だけ紛れ込んでいた。

カイツブリ.jpg
カイツブリ
番でいた。

ハシビロガモ ♂.jpg
ハシビロガモ オス
特徴のある嘴ですぐ判る。
時期的にサブ・エクリプスの状態のようだ。

ハシビロガモ ♀.jpg
ハシビロガモ メス
ハシビロガモは全部で6羽いた。

これらのお客様は数日すると他の場所へ移動してしまう。

ちょっと離れたところの岸辺でもドラマがあった。

チュウサギ、コサギ、アオサギ.jpg
チュウサギ5羽、アオサギ6羽 コサギ(黄色の円内)1羽がお日様に背を向けて、日向ぼっこの最中だった。
昔はコサギが沢山いたという話は聞いたが、ここでコサギを見るのは初めてだった。

河原の上空をトビが旋回していた。
旋回の半径が小さいので、連写で撮ってみた。

トビ 1.jpg

このトビがススキの向こう側にふわりと降りて見えなくなった。

トビ 2.jpg
飛び上がってきたトビを見たら、脚に獲物を掴んでお食事中のようだ。

以上がこの1週間の収穫です。

今年はこれが最後のアップです。
皆様良いお年をお迎えください。


posted by massy at 10:00| Comment(0) |

2021年12月22日

ヒメアカタテハ

コロナで公共交通機関を使わず徒歩での移動となり、活動範囲が狭くなった。
しかし自然観察は丁寧になった気がする。
ブログを休止していたので時間差のある話になるが、ご勘弁願いたい。

この話は2ヶ月ぐらい前の話。
水路沿いの散歩道で良く見かけるチョウにヒメアカタテハがいる。

アカタテハ 1.jpg
ヒメアカタテハ 表

ヒメアカタテハ 2.jpg
ヒメアカタテハ 裏
2枚とも同一個体。
図鑑には、秋になるにつれ個体数を増やすとあるが、ここでは春先からコンスタントに観察でき、特に秋に多いと感じたことはない。

南向きの土手の斜面に、食草のヨモギが生えている。
ヨモギと一口にいっても、地面にベタッと張り付くように生え、摘むといい匂いがして草餅の材料にするようなものから、膝ぐらいの高さまで立ち上がって成長するものまである。
ヒメアカは後者のタイプが好みのようだ。

孵化した幼虫は葉を糸で綴ってシェルターを作る。

ヒメアカ シェルター.JPG
シェルターは葉の裏側が表になって、遠目にも白くてすぐ判り、ここに居るよとバレバレだ。

ものは試しとシェルターを開いて中を覗くと、毛虫型の幼虫がいた。
毛虫の嫌いな私は、思わず手を引っ込めた。
あとで調べたら、無毒で刺したりしないようだが、どうもこの手の幼虫は好きになれない。

9月の末、すでに幾つかのシェルターがあった土手一帯に草刈りが入り、付近のヨモギが刈られてしまった。
今年はもうダメかとガッカリしていたら、2週間ほどで刈残しのヨモギが伸びてきて、しばらくして何個かのシェルターが確認できた。

そのうちの1つからもぞもぞと幼虫が出てきた。

ヒメアカタテハの幼虫.JPG
しばらく様子を見ていると、となりの葉っぱを引っ張るような仕草をしたので、狭くなったマイホームを増築するようだ。

朝晩冷え込むようになったので、幼虫のまま越冬するのだろう。
南向きの斜面なので日当たりは良く、来春には羽化することを期待したい。


posted by massy at 18:08| Comment(0) |

2021年12月11日

ZOOM その2

ZOOMを契約して、家族、親戚、あちこちの友人に声を掛けた。
マイクとカメラ付きのパソコンがあるか、もしくはスマホやタブレットを持っていればリモートで会うことが出来る。
私が声を掛けた人の中で経験者は5人のうち3人ぐらいで、高齢者にしては予想外に多いと感じた。
初めての人にはマニュアルを用意して、招待メールに添付して送った。
今のところ参加できなかった人はひとりもいない。
 
最初のトラブルは、招待メールの文中にあるURLがアクティブにならない現象が起きた。
アクティブにならないとURLをクリックしただけでは参加出来ず、慣れない人は戸惑うことになる。
URLの末尾にカーソルを置き、「enter」キーを押せばアクティブ状態になる事が判ったのは初めて招待メールを送るその日だった。
やれやれである。

音が出ていないと慌てたらスピーカーのスイッチが切ってあったり、声が届かないと思ったらマイクがミュートになっていたりと最初はドタバタだった。
最近は経験を積んだので、少しスムーズに行くようになった。
参加者は6名ぐらい迄がいい、それ以上だと発言が輻輳し整理がつかなくなる。

バーチャルで背景を表示することが出来るので、昔の写真の中から探してきて何枚か用意した。

平成22年09月08〜19日 沖縄 140.jpg
沖縄 全日空インターコンチネンタルホテルから

アバター写真 甲斐駒ケ岳.jpg
山梨 冬の駒ケ岳

令和02年12月11日 多摩川・記念館 (29).JPG
某所のもみじ

その他、ビデオをオフにしたときアバターが表示される。

アバターの画面では

カワセミ.jpg
今使っているカワセミの画面
カワセミは歩かない鳥なので、緊急事態宣言下で私たちも出歩かないという意味でこれを使った。

ZOOMを使ってリモートミーティングするのは当たり前だが、その他の使い方を考えてみる。
先日は長野に住む人と繋いでこちらで録画し、会合に流す挨拶の動画を作った。
スピーカーモードにして画面をピン止めし、こちらの雑音が入らないようマイクをミュートにしてから録画した。
動画はMP4で出力されるので、動画編集ソフトを使って編集した。
これだとわざわざ出向かなくても済むので楽である。

これを応用すると、オレオレ詐欺の電話が掛かってきた時スマホをスピーカーモードにし、自分のやり取りしているところを録画すれば先方の音声も録音され証拠として残すことが出来る。
この手の犯罪者は録音されることを嫌うので防犯になるだろう。
オレオレ詐欺に限らず、スマホで連絡するときこの方法で録画しておけば、後で言った言わないのトラブルを回避できる。
これらをクラウドで録画すると、1GBで最低2時間は録画できる。

家内がコロナの感染を嫌がって、ぜんぜん外出しなくなった。
そこでスマホに招待メールを送信しておいて、自宅のパソコンはZOOMを立ち上げたままにして出かけた。
この時、「電源の管理」でPCやモニターの電源が切れたり、スリープ状態にならないようにしておく。
景色のきれいなところへ着いたら家内に電話をして、パソコンの前に座らせた。
スマホの招待メールを開き、アウトカメラで景色を映して外出気分をプレゼントした。
帰り道、どこかでこんなシーンを見たことがあるなと考えていたら、「ポツンと一軒家」で同じようなことをしていたのを思い出した。

手鏡代わりにも使える。
ZOOMを立ち上げ、画面に映った自分の姿を見て手櫛で髪を整える。
最近は髪の毛が少なくなったので、ご近所に出かける時はこれで十分。
服装の乱れだってチェック出来る。

ZOOMがリモートミーティング以外にもいろいろ使える。
まだアイディアがありそうだが、これから考えよう。


posted by massy at 21:14| Comment(0) | パソコン

2021年12月08日

ZOOM その1

コロナで人と会うことが難しくなった。
パソコンで顔を見ながら話せるツールはSKYPぐらいしか知らなかった。
友人2人を誘って事前に日時を打ち合わせし、SKYPの練習をすることにした。
接続方法は調べておいたが、実際やって見るとなかなか接続できない。
仕方がないので、ああでもない、こうでもないとお互いに電話で連絡をとりながらやった。
そのうちに、映像だけ出たが声が出ない。
あちこち操作して、やっと声が出るようになった。
こんなことしているうちに約40分経ってしまった。
お互い理系人間で、一人は元パソコン教育担当者、もう一人は元ソフト開発者でパソコンの操作には少し詳しい筈だがこのザマである。

この事を子供に話したら、会社がリモートワークになってZOOMを契約しているからと招待メールをくれた。
招待メールのURLをクリックしたら、あっけなく繋がった。
超簡単!!

翌日からZOOMに関するありとあらゆる事を調べた。
ZOOMが世に知られ、あちこちで使われ始めたころ、Facebookでログインしている人の情報が漏れたり、中国のサーバー経由でファーウェイ社の懸念があったり、通信の暗号化などのセキュリティーに問題があることが発覚した。
それらはすぐ対処され、今では他のWeb会議システムと変わらない程度に改善された。
個人が使う分にはセキュリティーレベルが低くてもあまり問題ないが、省庁関係や地方自治体では一斉に使用を禁じ、他の会議システムを導入した事も知った。 

最近入れ替えたWin10のデスクトップを使うので、まずマイク内蔵のウェブカメラを探した。
普及品と高機能品があり決めかねていたら、アマゾンでタイムセールがあり、普及品が3割引きになっていたので即発注し、この際だからとボリュームの調子が悪かった980円のスピーカーを捨て、BOSEのスピーカーを発注した。
スピーカーは大分お高かったが、メッチャクチャ良い音がする。

ウエブカメラ.jpg
モニターに付けたウェブカメラと両側のスピーカー。

ハードの方の準備が出来たので、セキュリティー問題に対処済みのZOOMと有料契約をした。
契約はドル建ての方が安いと書いてあったが、実際契約してみると思ったほど安くならなかった。
契約後に送られてきた引き落としの書面を見ると、市中レートの為替相場ではなく社内レートで10円ほど高く設定してあることが原因だった。
期待したほど安くはならなかったが、向こう1年間ホストが出来るようになった。

ずっとアナログな時代を生きてきた者が、長生きしたらこんなツールを使えるようになって新たな楽しみが増えた。


posted by massy at 23:34| Comment(0) | パソコン

2021年12月04日

冬の使者たち

11月の10日ごろから、冬の使者たちが次々と到着した。

先ず到着したのはオオバン達。

オオバン.jpg
約40羽ほどいるが、ここで冬を越すだろう。

そのオオバンに混じって、毛色の違うのが1羽だけいた。

ヒドリガモ.JPG
ヒドリガモ(手前側)
エクリプスの状態なので名前の判定に苦労した。
翌日にはどこかへ飛び去ったようだ。

コガモ 1.jpg
遠路はるばるやってきたコガモが13羽。
奇数羽なのが気になる。

マガモ.JPG
マガモのひと番。
どこかで仲間とはぐれてしまったのか。

これからも飛来して数を増やす種もいれば、別の種が紛れ込んだりして、当分水辺から目が離せない。



posted by massy at 16:11| Comment(0) |

2021年12月01日

今年のカワセミ情報

ブログを再開してパソコン関係の話が続いたので、今回は自然観察の話にします。

徒歩圏内の水路で1月中頃から頻繁にカワセミを見るようになった。
緊急事態宣言が出ていても、健康維持のための散歩は許されていたので、天候と時間が許せば観察に出かけていた。

カワセミ 1.jpg
カワセミは嘴は長いが体はスズメと同じぐらいの小型の鳥なので、見慣れない人にはなかなか見つける事がむずかしく、水面近くを低く速く飛ぶのでなおさらだ。
鳴き声も何回か聞けば、「アッいる」と判るようになるが決して美声ではない。

私がシャッターを切っていると、何がいるのですかと聞かれることがある。
「カワセミです」というと、10人中10人の人が興味を示す。
TVや写真で見たことがあって、色がきれいな鳥というイメージを持っているのだがズームアップした姿を見ているので大きい鳥だと勘違いしている人が多い。
あそこの枝に止まっていますよと指差しても、見つけられる人は10人に1人ぐらいで、大抵の人は私がファインダーを覗いている間にあきらめて去っていった。

カワセミ 2.jpg
こういう所に止まっていると、見つけにくい。

3月の初めごろ、下流のほうに巣のある場所を偶然見つけた。
巣の近くではオス2羽、メス1羽の3羽のカワセミが飛び交い、そのうちメスの出現が少なくなったので産卵、育雛をしていたのだろか。
相変わらず2羽のオスが飛び回っているのだが、どちらとペアなのか判らなかった。

カワセミ 3.jpg
ヤマベを咥えるカワセミ

この巣を見降ろす場所はカメラマンのたまり場になって、いろいろ情報交換をした。
昨年は上流に巣を作ったが、ヘビにやられて放棄してしまったと聞いた。
今年は巣立って欲しいというのがカメラマン達の願いだった。

3月末、中学生5〜6人が河原に毎日遊びにやってきて、川の浅瀬に入って大きな声を出したり、石を放り込んだりしていた。
巣から10数メートルのところなので、あんまり騒がないでと思っていた。
4月になって行ってみると、鳥が姿を見せなくなっていて、カメラマンも来なくなった。
それ以来、下流部でも上流部でもカワセミの姿が見られなくなった。

暑い夏が過ぎ、秋めいてきた9月の末、水面近くを飛ぶカワセミを発見した。
なんと半年ぶりの遭遇である。
その3日後、ようやくカメラに収めることが出来た。

カワセミ 4.jpg
どうも今年巣立った若鳥のようだ。

それ以来、遭遇率70パーセントぐらいで見かけているし、夕方少し薄暗くなっても、雨天の日でも活動していることを確認した。
いつも下流部の方へ飛んでゆくので、どこに巣があるのか見つけたいと思っている。


posted by massy at 10:15| Comment(0) |